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欧州信用危機小年表

2009年6月29日

CPIマイナスに思う


6月26日、総務省の発表した全国消費者物価指数は、
前年比-1.1%でした。
バブル崩壊後の、失われた10年を思い出します。

厳密に言えば、昨年のリーマン・ショック後、日経平均は
8000円を一時下回ったので、バブル崩壊後の下げ相場は
まだ継続中です。

とすれば、失われたのは10年ではなく、20年が正しいのでしょう。


その上、失われた20年ではなく、失われつつある20年と
現在進行形で言うべきでしょう。

なんとも寂しい限りです。



デフレです。物価が継続的に下落し、供給が需要を上回る、
換言すれば、GDPギャップが存在する現状です。

1990年以降、日本の製造業は供給を減少させるべく、
設備を廃棄しました。

しかし、直ぐ隣に、巨大な市場の存在感が、顕在化しているのも事実です。

そのため、輸出を中心とした生産計画に、少し気の緩みが
生じていたところに、100年に
度の金融危機が襲ってきました。

モノを作っても国内では売れません。売れるように価格を下げれば、
利益が出ません。

デフレは企業のバランス・シートを徐々に蝕んで行きます。
輸出しようとしても、海外需要も減少しています。

非伝統的な政策を、矢継ぎ早に実施して、世界各国は国内需要減を
緩和しようと必死です。

特に中国は打つ手が豊富です。
それをあてにして、生産し輸出しようとしても、上手く行くか少々不安があります。

保護主義の壁が、今後高く大きくなる予感がしています。
世界はG2へ、米国と中国を中心に回って行くことでしょう。

デフレは、保護主義に帰結する可能性が高いです。

1930年代に経験した、大恐慌時も保護主義が台頭しました。
過去の歴史に学ぶことができるのか正念場です。


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