平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2009年07月01日

米国はどうして強いのか?そして中国は…?(その2)



江戸時代末期に、鎖国政策を転換させたのは米国です。
友好だった日米関係も、日中戦争前から悪化し、
ついに両国は開戦を迎えました。

悲惨な戦争を終結させたのは、日本が人類史上初めて経験した
2発の原子力爆弾でした。


その後、この2発の原子力爆弾は、60年以上にわたり、
日本の対米追従を、決定付けたように思えます。
経済も金融も食生活や文化までも、全てが対米追従です。


近代史は、対米追従のみの現状を、否定できません。
それでは、これから先はどうでしょうか。

対米追従一辺倒を止め、米国以外の国々も尊重しつつ、
日本独自のやり方を模索する覚悟は、あるのでしょうか。


あまりにも長期間の対米追従で、日本人の思考回路は、
停止しているように見えます。
米国のみの一極主義から、米国を中心とした多極主義への転換は、
理想論に過ぎないのでしょうか。



プラザ合意後、筆者は米国の金融機関に、勤務していたことがあります。
サンドウィッチをほおばりながら、著名エコノミスト
ランチョン・ミーティングを、していたときのエピソードをひとつ。



A:「貿易赤字と、財政赤字の双子の赤字で、ドル安円高は
  どこまでも続いてしまう。
  そのうち、強烈なインフレが、米国を襲い、更なるドル安となり、
  とんでもないことになりはしないか?」


B:「心配ないさ。日本が、車や電子機器を輸出して、
  貿易黒字を稼げば良い。
  その黒字で、米国債を購入すれば良い。
  米国人は、ハンダ(本田のこと)の車に乗り、ソウニー(ソニーのこと)の
  テレビを観るだけさ。
  日米両方ともハッピーじゃないか。」

A:「ホンダもソニーも日本企業だよ。
  米国人はそれでも良いのか?」

B:「安くて良い製品ならOKさ。
  もっとも、ハンダやソウニーを、日本企業だと、
  理解している米国人は少ないけどね。」

A:「ドル安は…?」


B:「ほとんどの米国人は、為替相場なんか興味もないし、見やしない。
  ドルを払えばモノが買える。
  実際に、輸入物価が上昇して、米国内が、インフレにもなっていない。
  ドルは、対円で少し安くなっているだけさ。」(続く)

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