平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2009年07月22日

米国株動向とアノマリー


米国企業決算は、これまでのところ、事前予想よりは良いものが多いです。
その結果、ダウS&P500ナスダックそろって年初来高値を取ってきました。
但し、ダウ輸送株指数は依然として、レンジ内の3360ドルで、
高値は取っていません。

人員削減など、コストカットが好決算の主な要因です。
金融機関では、ご存知の通り、好調な売買益が要因です。
コスト削減は限界がありますので、売上げを伸ばすことが重要です。

果たして、年後半に売上げは拡大するでしょうか。

破綻懸念があったCITグループは、債券保有者から緊急融資を受けて、
急場を凌ぎました。
しかし、融資金利10%の負担は重いと感じます。

その上、破産申請の可能性は残っているとのことで、
CDSクレジット・デフォルト・スワップ)が上昇し、
再び金融セクターの重石になりそうです。


「小さくても潰されない」と、CITの経営幹部が考えているとすると、
CITの「脅し」は感心しません。

注目の、バーナンキFRB議長の議会証言(古い市場参加者であれば、
ハンフリー・ホーキンス法に基づく年2回の議会証言で知られます)は、
前日報道された、ウォール・ストリート・ジャーナルに
寄稿した内容とほぼ同じでした。

非伝統的な金融緩和状況は、当面継続されると考えられます。
出口戦略を実行に移すには、失業と住宅市場が懸念材料です。
この点は、株式市場には少しネガティブで、債券市場にはポジティブです。

小さな兆しです。
もし、中国の指導者が、不動産や株式市場に少しバブルを感じているとすると、
夏以降、引き締めの可能性があります。
この点は注意して見ていましょう。

米国や欧州の輸入が今後伸びないと、外需に頼る日本を含むアジア諸国の
経済が、年後半下向きになるシナリオを書くエコノミストもいます。


アノマリーを一つ。

天神天井」または「天神底」と言われます。

大阪天満宮の夏祭りが行われる7月25日前後に相場が天井を打ったり、
底をつけたりするという、相場格言の一つです。

夏バテで、強気相場が天井を打ったり、その逆で、
弱気相場でやる気無く底をつける、と言う意味で使われます。
今年の天神祭はどうなりますか。


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