平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2009年08月01日

来週の米国株式市場と日本株式市場


米国の第2四半期の決算発表は、ピークを越えました。
アナリストの事前予想を、10%以上も上回る、好決算でした。

これからは、ミクロからマクロへ、企業業績から経済指標へ、
株価変動の大きな要因がシフトします。


米国の主な経済指標は、次の通りです。

3日(月)建設支出
     ISM製造業景気指数
      新車販売台数

4日(火)個人所得
      消費支出

5日(水)製造業受注
      ISM非製造業景気指数
      ADP雇用報告

6日(木)失業保険請求件数
7日(金)雇用統計

市場予想では、個人所得が前月比マイナスになるくらいで、
その他の指標は、前月比で改善を示すとものと考えられています。

もっとも重要な指標は、雇用統計です。
先月はネガティブ・サプライズとなり、
株式市場の下げの原因となりました。


NFPは、依然マイナスながらも、改善すると予想され、
経済対策の効果も出てくるものと考えられています。

市場参加者は、ジョブレス・リカバリーを好感して、
米国経済は最悪期から脱出し、
緩やかな成長段階に入ったと捉えています。


今週も、株式市場は絶好調でした。
ただし、木曜日午後には、第2四半期GDP発表を前に
様子見商状となりました。

金曜日には、GDPは市場予想の-1.5%よりも良い、
-1.0%と発表されました。

しかし、これまでと違い、株価は大きく上昇せずに
週末を迎えました。

短期間で急上昇した疲れが出てきたのかも知れません。



来週の相場動向としては、3通り考えます。

1)雇用統計発表まで小動きで、雇用統計発表で
  上か下かに振れる展開
2木曜日午後からの動きの延長で、じり安展開で、
  雇用統計で更に下げるか、高値引けの展開

3)好調持続で、ひたすら高い展開

筆者は、1)が50%、2)が35%、3)が15%の確率だと思います。


住宅市場を取り巻くデータも、全般にかなり改善しています。
日本がバブル崩壊後経験した、不動産市場の暴落よりは、
すばやく回復し始めているように見えます。

しかし、商業用不動産市場は、まだ根深い病巣に
メスが入っていませんが…。


シカゴのVIX指数は、金曜日の引けで、30を下回る25.92でした。

心配する水準ではありませんが、
株価が高値を取ってきているにもかかわらず、
ジリジリと上昇気味です。

市場参加者の心理は少々「ブル」に傾いている気配がしています。



一方、日本株市場は、引き続き米国市場及び、
上下する可能性がある中国市場の影響を
強く受ける展開だと思います。

週末の金価格や原油価格の急騰を受け、
リスク選好が高まるのか。

豪ドルや加ドルと株価の連動性が高まるのか。
想定以上の円安があるのか。
慎重に見極めたいところです。


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