平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2009年08月08日

来週の米国株式市場と日本株式市場


今週の反省です。

筆者は、基本的に雇用統計までは株式市場は小動きで、
雇用統計発表後、数字によって、大きく上下する可能性が
もっとも高いと考えていました。

実際は、週初から高く始まり、予想以上の雇用統計で
さらに高くなりました。

想定外の動きで外れてしまいました。


ダウS&P500は、1週間で2%以上上昇し、
ナスダックの上昇は、1%あまりと少し遅れていますが、
主要3指数とも年初来高値を記録しました。


NFPは、247000人減と、まだマイナスとは言え、減少幅が大きく縮まりました。

事前に、オバマ大統領や、その他重要人物が、
一様に口をそろえて「雇用はまだ悪いが…」と話していたのは、
戦略だったのでしょうか。

雇用統計発表後、為替は、ドルが急上昇しましたが、
株式市場は、数字の割に上昇幅が小さいと感じます。


来週の主な米国経済指標と予定は次の通りです。

12日(水)貿易統計
      FOMC

13日(木)小売売上
14日(金)CPI
       鉱工業生産
       設備稼働率
       ミシガン大学消費者心理指数


経済指標では、小売売上とCPIが重要ですが、
物価はまだ大きなテーマにはならないと思います。

為替市場では、貿易統計が注目されます。
経済指標は総じて、リセッション脱出の方向を示すものに
なるとの予想です。


米国民と投資家は自信を取り戻しました。
来週の株式市場は、堅調持続とほぼ全部の参加者が
感じていると思います。


リスク要因を考えてみます。


A)FOMCでは、金融政策の変更はないと思いますが、
  万が一、FRBが、国債の買い入れを中止するような
  決定をすると、量的緩和にピリオドが打たれてしまいます。

B)小売業の決算発表が控えており、
  その内容に大きな失望が生じる場合。

C)バルチック海運指数が、今週大きく下落しています。
  中国の石炭や鉄鉱石輸入が鈍化しているため、
  昨年秋以来の下落幅です。
  上海株式市場も、少し不穏な動きをしています。
  注意しておきたいです。

上記のリスク要因も考慮して、来週の米国株式相場の展望は:


1参加者の強気と比例して、週を通して堅調持続
2)
上下はするものの、高値維持
3)強気派がかなり増加したので、調整のきっかけ待ち

の3通りを考えます。
確率は、1)と2)が45%、3)が10%だと想定します。

米国株のレポートは、とにかく強気で、調整は考えられなく、
もし調整があっても、9月か10月くらいに、
ごく浅い調整がある可能性があるとするものが多いです。



一方、日本株式市場も堅調です。

一部、先物市場でCTAが、大きく市場を動かしはしましたが、基本は強いです。


外国人が買っています。
自国市場も上昇しているので、日本株も買いやすい環境です。


米国やアジアの株式市場の影響を受けつつ、
米国が堅調な間は、日本株も堅調です。

また、大きく円安に振れたため、
輸出企業も買われる展開になると思います。


為替については、短期間でドル高になり、
あまり多くないケースですから、経済指標の内容等は別として、
純粋にドル円のレベルだけで見て、
少し売りたくなる衝動に駆られます。

少し危険でしょうか。


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