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2009年08月13日

ここまでの米国株式市場


注目のFOMCが終了しました。
国債買い入れプログラムは、増額はせずに、
時期は当初の9月ではなく、10月で終了します。

絶妙な舵取りです。

経済については、「レベリング・アウト」と言う言葉を使い、
「底入れ宣言」したと考えられます。

リーマン・ショック後、約1年で米国経済が底入れすることは、
驚異的な回復力です。

米国の底力を感じます。


FRBの次の政策変更は、ゼロ金利からの脱却です。
それはいつ頃になるのでしょうか。

FOMC開催前までは、来年の前半に利上げと市場は読んでいましたが、
FOMC後は、来年後半に利上げと読んでいます。


FF金利が0.5%になっても、金融緩和的な状態です。

現状のインフレ率は、CPIで見て、1.0%未満ですので、FF金利が1%以上になって、
初めて、経済に中立か引締め気味の状態になります。

米国経済は、第3四半期に景気後退から脱すると言うのが多数説です。

有力金融機関では、GDP成長率が前期比+3%と予測しています。

問題はその後の成長の持続力だと思います。
市場参加者の多くは、今後の経済成長については、
「L字型」を予想しています。

3月以降の株式市場の上昇は、ここまでの経済の立ち直りと、
同じような軌跡ではないでしょうか。

リセッションからの脱却を、経済を「V字回復」と認識して、
株式市場も「V字上昇」を演じてきたと考えます。


株式市場は、そろそろ金融相場から業績相場へと
移行する時期になります。

第2四半期決算は、悲観の極の予想だったため、
実際の数字は市場予想をはるかに上回るものでした。

人員削減を含むコスト削減が、収益の根源でした。


これからは売上げ拡大が大切になります。

本日の小売売上と、ウォルマートの決算は重要です。
また、9月から始まる米国の新学期前のセールの動向も
チェックしなくてはいけません。

今週の米国株式市場は、上下しながらも、高値を維持しています。

ここまでは、相場の想定は外れてはいません。

時々あることですが、相場の天井や底の場面では、
何度か上下を繰り返して、その後方向転換することがあります。

今が天井かどうかは分かりません。

今週発表予定の、ブル・ベア・レシオ
逆張り指標として有効だと考えています。

8月4日時点で、同レシオは1.83でした。
このレシオが2.0を上回ると、極端なブル状態で
相場は天井をつけることが多いと考えられています。


定期配信で、リスク要因としていた、
中国上海株式市場は、昨日も大きく下げました。

本日以降もその動向に注意が必要だと思います。

世界経済の牽引役として期待されているのは、周知の事実です。
日本の輸出企業も、その恩恵に預かっています。
エネルギーや一次産品価格も大きな影響を受けています。

バルチック海運指数はまだ下げ止まっていません。
不動産と株価の急激なバブルにどうのように対処するか、
当局の出方に注目が集まっています。


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