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2009年08月15日

来週の米国株式市場と日本株式市場(その2)


さて、今週の米国株式市場のおさらいです。

先週末と比較して、ダウで-0.5%、
S&P500で-0.6%、ナスダックで-0.7%と、
1ヶ月ぶりに、週間ベースで下げました。

多くの市場参加者は強気ですが、
さすがに休憩を入れたい心境になっているのかも知れません。

指数は下げたと言っても、わずかです。
上下しながらも堅調を維持しました。

先週の定期配信で、想定していた相場展開の範囲内だと思います。


来週発表予定の主な経済指標は:

18日(火)7月住宅着工件数
       7月住宅着工許可件数
       7月生産者物価指数
20日(木)7月景気先行指数
21日(金)7月中古住宅販売

注意すべき指標は、もちろん、住宅関係です。
現時点での事前予想は、住宅関係の指標は、少し改善方向とされています。

極端に悪い数字が発表されない限り、
市場のセンチメントに影響はないものと考えられます。

住宅価格の下落幅は小さくなってはいますが、まだ価格下落は続いています。

その上、住宅の差し押さえは増加していることも事実です。
良い面では、住宅価格が下落したため、
新たに買い手が登場していることも事実です。

しばらくは、住宅関係の経済指標は「まだら模様」が
続くのではないでしょうか。


リスク要因は:

A)引き続き不穏な動きを続けている、中国上海市場の動向
B)強気派の市場参加者が、かなり増加している気配
C)相場の引け際に買いが入り、下げても下げ幅を縮小する動き

株式相場は強い動きをしていますが、
何となく不自然な動きのように感じています。

S&P500で、PEレシオは18.6倍になっています。
このレベルは、過去の平均値から、少し買われ過ぎです。

相場ですから、上下に行き過ぎる局面は必ずあります。
まだ、強気相場が継続するかも知れませんが、
筆者はそろそろ降りたいと思っています。


そこで、来週の米国株式市場の展望は:

経済指標の事前予想の方向性、市場参加者のセンチメント
リスク要因、相場の位置等から考えて、今週の展望と同じです。

1)参加者の強気と比例して、週を通して堅調維持
2)上下はするものの、高値維持

3)強気派がかなり増加したので、調整のきっかけ待ち

の3通りを考えています。
確率は今週とは違い、1)と2)が40%、3)が20%と想定します。

繰り返します。

筆者は、十分に相場は上昇したと考えていますので、
頭と尻尾は人にくれてやれ」と言う心境です。

胴体が小さくて、頭と尻尾が巨大な場合も時々あります。


日本では17日(月)に、4-6月期のGDPが発表されます。
事前予想では、前期比+4%前後と、大きな成長を示しそうです。

先進国の中でいち早くプラス成長になります。

前期の大幅なマイナス成長は、
もう過去のものと考える市場参加者もいるでしょう。

事実、日本株式市場も、V字型で上昇してきていますので、
過剰流動性相場の中、外国人買いが継続しています。

GDPを受けて日本市場は、少し盛り上がるかも知れません。
日経平均で、10800円トライの可能性はあります。

しかし、筆者は、米国株式と同様、
ここはいったん降りたいと思います。


先週の定期配信の最後で、唐突に「ドルは売りたい衝動に…」と
書きました。

来週は、逆にドルを買い戻して、利益確定したい衝動に駆られています。

しかし、さらにドル安に向かうようであれば、
新たにドルを売りたくなるかも知れませんが…。

米国で、構造改革が本当に進むのであれば、
より消費を抑え、貯蓄を増やし、生産を増やします。

結果として、輸出を伸ばし、雇用を確保します。

交易条件をより有利にするためには、
秩序だったドル安が、必要になる局面ではないかと思います。

しかし、有力米銀ではドル高を考えているところは多いですが…。


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