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2009年10月14日

コーポレート・インサイダー


8月6日付けの配信で、少し解説したコーポレート・インサイダー
自社株売りについての、その後をレポートします。

読者の中で、8月6日の不定期配信を読んでない方は、
メールをいただければ、送信しますので、お気軽に…。

2007年秋の高値時期、コーポレート・インサイダー
自社株売りは大きかったですが、今年の7月時点では、
そのときよりも大きな売りでした。

そして、現状はさらに売り越しています。

アーガス・リサーチから公表されている、
ヴィッカーズ・ウィークリー・インサイダー・レポートによると、
9月18日現在、買い1に対して売りは6.31です。

7月時点では、買い1に対して売りは4.16でしたので、
5割程度増加しています。

なお、3月の安値時点では、買い1に対して売りは0.34でした。

解説者のデービッド・コールマン氏は、
「短期間で株式市場が急上昇したが、今後の株式市場は、
中期的に横ばいから下落と見る。市場のボラティリティーは上昇し、
コーポレート・インサイダーセンチメントは、
すべての材料をチェックしても弱気である。」と述べています。

インサイダー・インサイトと言うニュース・レターを主催する、
ジョナサン・モアランド氏も同調して、
「自社株売りよりも、自社株買いに着目して、
インサイダーから大きく自社株買いがなされている企業数が少ない」
ことを危惧しています。

また、同氏は「インサイダーはいつも正しい訳ではない。
先例のないほどの相場上昇を見過ごす訳にもいかない。
インサイダーの自社株売りは、休みなく続く上昇相場とは符号しない」
とも述べています。


両氏のモデル・ポートフォリオの現金比率は、
コールマン氏が50%、モアランド氏が25%を推奨していますが、
モアランド氏は直ぐにでも、利喰いも薦めています。


アーガス・リサーチのURLは:

http://www.argusgroup.com/VickersReports/ReportsDetail.aspx

です。ご興味のある方は、ご覧ください。


<株式市場と議会>

米国は面白い研究をする学者がいます。
株のパフォーマンスと議会の開催は、高い相関関係があるとのことです。

ダウの90%の値上がりは、議会が休会中に達成されているとのことです。


議会が開催されているときは、経済政策や税制等、
企業に直接関係する法律が議論されるので、結果として、
株式市場は議会の審議の行方が気になり、上昇力が削がれ、
パフォーマンスが相対的に低下するのでしょう。

別の見方をすると、アノマリーの一つですが、「サマー・ラリー」があります。

夏期休暇で議会は当然休会しているときに、
また、市場参加者が少ない時期に、
経済指標や企業業績が直接のきっかけではなく、
株式相場が上昇することがあります。


研究論文は、下記のURLです。

http://papers.ssrn.com/sol3/papers.cfm?abstract_id=687211

英語ですが、面白い内容です。

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