平松雄二の 株と為替に勝つ!
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欧州信用危機小年表

2009年12月19日

来週の米国株式市場と日本株式市場(12月21日〜12月25日)


1)今週発表された経済指標等のまとめ


<米国>

項目                実数       予想    前月/前週/前期
11月PPI             +1.8%      +1.0%       +0.3%
11月鉱工業生産指数     +0.8%      +0.5%       ±0.0%
11月CPI             +0.4%      +0.4%       +0.3%
11月住宅着工件数      57.4戸      56.3万戸     52.7万戸
新規失業保険請求件数  48.0万件     46.5万件     47.3万件

(出所:マーケット・ウォッチ

FOMCはゼロ金利継続、流動性供給は来年2月に終了と、
大方の予想通りの決定を下しました。

景気認識については少し前進させ、
市場を安心させることに腐心しています。

予想外に改善した雇用統計とは裏腹に、
失業保険請求件数は増加し、継続受給者数や
延長保険受給者数も増加しています。

鉱工業生産指数は予想より改善しました。

一方、ニューヨーク連銀の12月製造業景況指数は、
前月の23.5から大きく低下して、2.6となりましたが、
フィラデルフィア連銀の12月製造業景況指数は20.4と上昇しました。

PPIは予想よりも物価上昇の圧力を感じさせる数字でしたが、
CPIは落着いた動きでした。

今週の経済指標は、雇用関連を除き、総じてサプライズがないものでした。


2)今週の株式相場展開


<米国>


ダウが1日だけ100ドル以上の下げを演じたのみで、
全体的に強含みで小動きの週でした。

ハイテク関係の業績好調から、ナスダックは堅調でした。

主要株価指数は年初来高値を更新したものの、
週間騰落は、ダウで-1.36%、
ナスダックで+0.98%、
S&P500で-0.36%、ダウ輸送株で+0.85%でした。

<日本>

BISの銀行自己資本規制導入に、時間的に余裕が出てきたことを背景に、
銀行株が買い戻されました。

為替もドルが堅調でした。

日経平均は節目の1万円とSQ値を意識した展開でした。
週間騰落率は、日経平均は+0.34%、TOPIXは+0.56%と横ばいでした。

<中国>

先週に引き続き弱含む展開でした。
政府は来年も積極的な財政政策と、緩和気味の金融政策で、
景気を下支えしますが、相場の反応は今ひとつでした。

週間騰落率は-4.11%と2週間で5%を越す下げになりました。


3)来週の主な経済指標等


<米国>

日付    項目                 予想     前月/前週/前期

22日(火) 第3四半期GDP          +2.7%       +2,8%
22日(火) 11月中古住宅販売件数    625万戸      610万戸
23日(水) 11月個人所得           +0.5%       +0.2%
23日(水) 11月個人消費支出        +0.6%       +0.7%
23日(水) 11月消費者心理指数       73.5         73.4
23日(水) 11月新築住宅販売件数    44.0万戸      43.0万戸
24日(木) 11月耐久財受注         +0.5%       -0.6%
24日(木) 新規失業保険請求件数    47.0万件      48.0万件

(出所:ブルームバーグ

住宅関連と雇用関連の指標が重要ですが、
クリスマスの週ですから、予想と大きくかけ離れた数字でなければ、
インパクトは小さいと思います。

薄紙を剥すように、経済は改善していることを裏付ける
数字が出てくる状況に変化はありません。


4)来週の株式相場動向


<米国>

来週の短期シナリオは、今週とまったく同じです。

A)高値維持で、横ばい(±2%以内)
B)上昇して、高値更新する
C)ラリーの疲れで少し下げる(3%程度)が、調整(5%超)にはならない

それぞれの確率は、Aが45%、Bが45%、Cが10%と考えます。

<日本>

掉尾の一振」が証券関係者の口から出てくる季節です。

予想外の円安になれば、その可能性は否定できませんが…。
横ばいと考えるのが、妥当ではないかと思います。

<中国>

調整があるのか、ドル・キャリー取引の巻き戻しがなされているとすれば、
新興国相場や財政逼迫懸念のある国々の信用が、影響を受けます。

最近のドル堅調地合いは、基調変調かどうか見極めには少し時間が必要です。

<来週の一本勝負>

今年の相場も事実上終わりました。
年末から年初は、来年のシナリオを構築する時期です。

ドル円は90円台ではドル売りだと考えていますが、
90円台後半を抜けてさらに上昇するようだと、
レンジが替わるかも知れません。

しかし、市場参加者が少ない相場ですから、
おかしな値段がつくこともあります。

そのような時期は、何もしないことも得策でしょう。

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