平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年03月13日

来週の米国株式相場と日本株式相場(03月15日〜03月19日)


1)今週発表された経済指標等のまとめ


<米国>

添付ファイルの ecolendar100313 を参照して下さい。

経済指標は、総じて予想に届かない内容でした。

しかし、小売売上は、予想より良い数字です。
大雪のため、食品の買いだめに走った結果だとの分析があります。
2月の自動車販売が、あまり振るわなかったので、
その割に個人消費は健闘していると思います。

新規失業保険請求や消費者心理指数を細かく見ると、
米国経済は、昨年11月に小さな山場を形成して、
その後緩やかな下降線を描いていると思います。


2)今週の株式相場展開


<米国>

週を通して小動きでしたが、しっかりした展開でした。

筆者は週初か週央に高値をつけて、その後利益確定の売りが出る、
「へ」の字パターンを想定していましたから、
相場の形状予想は、はずれました。

週間騰落では、ダウが58ドル高の+0.55%、ナスダックが41ポイント高の
+1.78%、S&P500が11ポイント高の+0.99%、ダウ輸送株が129ドル高
の+3.09%でした。

ダウ以外は高値をつけましたので、
全体の流れはシナリオとは大きくはずれてはいません。

<日本>

週間騰落では、日経平均で382円高の*3.69%、TOPIXで25ポイント高の
+2.81%と上昇しました。
米国相場を凌ぎました。

相場の上昇要因は、継続している外国人買いと、
外堀が埋められた日銀のさらなる金融緩和と、円高一服です。

<中国>

上海総合指数の週間騰落は、17ポイント安の-0.58%と、2週連続安でした。
かろうじて3000ポイントは守りました。

国会に当たる全人代が開催中のため、相場の動きは小さかったです。

また、11日にはまとまって経済指標が発表されました。
2月のCPIが+2.7%と、このところ月を追って上昇してきているのが、
気になります


3)来週発表予定の主な経済指標等


<米国>

添付ファイルの ecolendar100313 を参照して下さい。

金融政策を決める、FOMCが開催されます。
金融政策の変更はないと思います。

住宅関連や物価指標も見逃せません。


4)来週の株式相場動向


<米国>

経済指標の内容と比較して、相場の堅調さが目立ちます。
上に行きたがっているものと想像します。

添付ファイルの vix100313 を参照して下さい。

シカゴのオプション取引所で取引されている、「VIX指数」のチャートです。
VIX指数とは、別名「恐怖指数」とも呼ばれていて、
指数の値が大きくなると、相場が下げます。
逆に、下げ相場になので、相場の変動性が高まるとも言えます。

VIX指数と株式相場の関係は、原因と結果がどちらか区別できない、
表裏一体の関係です。

VIX指数が小さい=相場は高い

赤色のAは、今年の1月連日高値を更新していた時期です。
オバマ大統領が、「ボルカー・ルール」と呼ばれる、
新金融規制案を発表しました。

同時に、ギリシャ問題も出てきました。

VIX指数は急上昇して、相場は下げ調整しました。

その後、約1ヶ月で相場は回復し、紺色のBのところまで、
再度VIX指数は低下しています。

しかし、VIX指数は20以下で、長期間留まっていません。
何が起きるか分かりませんが、何かのイベントがあり、
VIX指数の上昇と相場の下げがあると、チャートは示していると思います。

来週の週間シナリオは、今週と同じです。

A)ダウで10700ドル台の高値をつけた後、利益確定の売りで下げる。
 しかし、下げても今週の引け値10600ドルはキープする
B)上記A)と同じ展開だが、利益確定で下げの方が大きくなり、
 10500ドルを下回って週を終える
C)ひたすら上昇する。ダウで11000ドルを目指す展開。

それぞれの確率は、Aが50%、Bが40%、Cが10%と考えます。

<日本>

円高が一服していれば、日経平均で11000円をトライする週になると思います。
日本の財政赤字等の問題は、まだ顕在化せず、
悪い側面には目をつぶって、相場はより建設的に行きそうです。

日銀がさらに金緩和を進めるのは、先進国で「出口戦略」模索している中で、
新興国では既に金融引き締めを開始している中で、極めて異例です。

金融緩和をしなくてはならない理由が存在しているのです!

ちなみに、リパトリは来週一杯で終了だろうと思います。
リパトリのみで考えれば、円高要因の一つはそろそろ終了です。

<中国>

もう一段の金融引き締めか、通貨切り上げかの二者択一だろうと思います。
時期的には、上海万博開催前には実施済みではないかと思います。

それを先取りする形で、相場は足踏み状態です。
実施後の相場は高くなると思います。
資産バブルは止められません。

軟着陸はとても難しいです。

しかし、現在はまだ資産バブルの入り口の段階かも知れません。
本当のバブルはこれからかも…。

上海総合指数は3000ポイントを守ると思います。
3000〜3100ポイントを想定します。

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