平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年03月24日

リーマン・ショック前へ…


昨日の米国株は上昇して、昨年来高値を更新しました。
1年半振りの高値です。

全体が堅調な中、ダウ輸送株のみが高値を取れなかったのは、
少しだけ引っ掛かるものがありますが、心配することはないでしょう。

前例を見ない、強烈な財政と金融政策で、
リーマン・ショックを乗り越えたように見えます。
しかし、手綱を緩めると、経済が下ぶれするリスクが残っているのは事実です。


添付の indugold100324 をご覧下さい。

上段のチャートは、米国ダウ平均です。

2008年末から2009年春までに、変形逆三尊(逆ヘッド&ショルダーズ)を
形成したとすると(黄緑色)、ターゲットはちょうど、
11500ドルのリーマン・ショック直前のレベルになります(赤丸の部分)。

しかし、時間軸のズレは気になりますが…。

下段のチャートは、金価格です。

リーマン・ショック直前のレベルは1オンス=800〜900ドルだったことが、
見て取れます(赤丸の部分)。

チャートはかなり煮詰まってきていて(黄緑色の三角保ち合い)、
上下どちらかに離れる可能性が高くなっています。

「金価格上昇=ドル安」、「金価格下落=ドル高」が一般的な「公式」ですが、
ギリシャ問題等があり、ユーロの下落と金価格の関係にも注意が必要です。

為替相場が大変動すれば、結論的には、
「公式」通りに動かないことがあり得ます。


次に、添付ファイルの wtiusd100324 を参照して下さい。

上段が原油価格のチャートです。

リーマン・ショック直前は原油が、1バレル=110〜140ドルと、
史上最高値をつけていた時期です(赤丸の部分)。

米国株は前年の2007年に、ピークを打っていたものの、
新興国とくに中国が、原油をガブ飲みして経済成長を続けていたので、
原油の需要が旺盛で、価格が上がっていたところです。

その後、原油価格も大暴落しましたが、株よりも早く底打ちして上昇しました。

しかし、このところチャートのフォーメーションは
煮詰まってきています(黄緑色の三角保ち合い)。

下段のチャートは、ドル円相場です。

2007年央から、一貫してドル安が続いています(黄緑色のライン)。
リーマン・ショック直前は、1ドル=110円の高値で、
下降ラインにぶつかっているところです(赤丸の部分)。

しかし、このところ、原油価格同様チャートは
煮詰まってきています(黄緑色の三角保ち合い)。

リーマン・ショック前後の混乱した時期を除き、
原油価格とドル円相場は、逆相関だと言うことも見て取れます。

これは、前述の「公式」通りです。


各チャートは煮詰まってきていて、どちらかに動こうとしています。

1)もし、米国株がさらに上昇して、ターゲットを達成し、
 景況感がさらに改善するのであれば、ドルの政策金利は上昇、
 ドル高に転換、金価格は下落、原油価格は上昇と考えるのが素直です。
 いろいろなものがリーマン・ショック前のところに戻ります。

2)米国株が調整に入り、ギリシャ問題等でユーロが揺れれば、
 予測のつかない方向へ進むこともあり得ます。

この局面では、気を引き締めて、相場に取り組む時期だと心得ます。
ポジションを取らないことも、方法です。
リスク・ヘッジはしっかりと!!

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