平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年04月17日


来週の相場動向(04月19日〜04月23日)


1)今週発表された経済指標等のまとめ


<米国>

添付ファイルの ecolendar100417 を参照して下さい。

貿易赤字が拡大した理由は、国内需要が、
今のところ健全なペースで拡大しているからです。

そもそも、米国は国内需要を国内生産で賄えません。
需要=消費が増加すると、輸入が増加する経済構造です。

オバマ大統領が目指す、5年で輸出を倍増する計画は、
かなり厳しい目標だと思います。

ドルが強くなると、交易条件が悪化し、達成は困難だと思います。

事前予想通り、3月の個人消費は好調です。
カレンダーの関係で、イースター(復活祭)休暇が、
前倒しとなり、また好天にも恵まれ、ホリデー消費が、
3月に一部回ったためだと言われています。

そのため、4月の個人消費は、反動減になる可能性がありますが、
ICSCの発表した、04月10日で終わった週のチェーン・ストアの売上は、
前年比4%の伸びを示して、好調さが続いています。

休暇の影響が尾を引いているものに、
新規失業保険請求件数があります。
事務処理の遅れで、予想よりも件数が多かったです。

また、来週発表分では、四半期のデータ調整があり、数字が上下に
大きく振れる可能性ありと、労働省が注意喚起しています。

経済の流れは、大きく変化していません。

少し、気になることが2つあります。

1つ目は、住宅差押さえが、増加していることです。
住宅市場に、供給が絶えず発生して、
価格が上昇しにくいことを示唆しています。

2つ目は、消費者のセンチメントが、
かなり速いペースで悪化したことです。
3月のミシガン大学消費者心理指数の確報値が出て、
2週間で、4月の速報値が大きく悪化しました。

<中国>

週末に発表された貿易統計が、予想通りマイナスでした。
また、第1四半期GDPと3月CPIは、さすがに一党独裁国家らしく、
予想とドンピシャの数字でした。


2)今週の株式相場展開


<米国>

木曜日までは、個別企業の好決算と、好調な経済指標で、
まさしく「青天井」状態でした。
金曜日に、SECが、ゴールドマン・サックスを、
サブプライムに関係する取引で、提訴しました。

この問題は、今後大きな問題に発展する可能性をはらみ、
1日の下げ幅としては、2月以来の下げを記録しました。

週間騰落では、

ダウが、21ドル高で、+0.2%
ナスダックが、27ポイント高で、+1.1%
S&P500が、2ポイント安で、-0.2%
ダウ輸送株が、138ドル高で、+3.1%

輸送株の好調さと、大型株市場全体のS&P500の低調さが
対照的でした。

<日本>

相場の過熱感と、円安傾向の中断で、小幅に下げ、

週間騰落では、日経平均は、102円安で、-0.9%、
TOPIXは、-1ポイントで、-0.1%

日経平均は続落でした。

<中国>

上海総合指数の週間騰落は、15ポイント安で、-0.5%

続落でした。


3)来週発表予定の主な経済指標等


<米国>

添付ファイルの ecolendar100417 を参照して下さい。

発表数は少ないですが、住宅関係の指標に注目です。

また、労働省の注意喚起通りに、失業保険請求件数が振れても、
ただ数字を見るだけにしておくべきです。
それによって、相場が振れても、直ぐに判断できませんので、
ポジションを取るのは危険なケースです。


4)来週の株式相場動向


<米国>

ゴールドマン・サックスの件が重石になりそうです。
この種のスキャンダルは、質が良くなく、相場の転換点に
なる可能性があります。

ゴールドマン・サックスは、株や債券等の金融市場のみならず、
原油や金市場でも、大きなポジションを持っていますので、
リスク資産が「リスク」にさらされることも、頭の片隅に入れて
置くべきでしょう。

ゴールドマン・サックスの件がなくても、相場のリズムから、
そろそろ「お休み」に入りそうでしたから…。

来週の短期シナリオです。

A)企業決算は好調だが、ダウは下げる。10750ドル目標
B)改めて好調な決算を評価。ゴールドマン・サックスのスキャンダルとの
 綱引きで、相場は上下するが、週末の指数はあまり変わらない
C)ジリジリと上昇する。下げない。11500ドルを目指す

それぞれの確率は、Aが50%、Bが40%、Cが10%と考えます。

A〜Cを加重平均すると、来週のダウは、
小幅に90ドル程度下落する結果です。

最大のリスク要因は、想定よりも大きく下げ、
ダウで10600ドルを切り、調整局面入りすることです。

好調な企業決算と経済指標にもかかわらず、相場が下げるのは、
良いことではありません…。

<日本>

相場は少し下げたがっています。
米国次第ですが、下げを想定します。

日経平均は、10500〜11000円の範囲で動くと思います。

<中国>

人民元切上げと、不動産バブルに当局がどの程度本気で取組むかで
大きく変動しそうです。

上海総合指数は、再度3000ポイントを下回りそうです。


5)その他


添付ファイルの nasdaq100417 を参照して下さい。
チャートの教科書に出てくるような、ナスダックのきれいな上昇です。

直近安値を切り、その都度上昇トレンドの傾きが変化しています。
現状では、3本目のラインです。
2400ポイント割れに重要なチャート・ポイントが出現しています。

添付ファイルの usdyen100417 を参照して下さい。

ドル円です。

過去何度か示しているチャートで、どうやら3本目の
トレンド・ラインになりそうですが…。

根拠は同じです。
今はドル安です。
ドルが余っているからです。
それに変化はまだ生じていません。

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