平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年04月24日


来週の相場動向(04月26日〜04月30日)


1)今週発表された経済指標等のまとめ


<米国>

添付ファイルの ecolendar100424 を参照して下さい。

今週の特筆すべき指標は、住宅関連です。
中古も新築も、事前予想を上回る良い数値です。

初回住宅購入者に対する税優遇措置が、今月で終了するため、
駆け込み需要を指摘する声がありますが、それを割り引いても
強めの住宅販売実績だと思います。

住宅は裾野の広い産業ですから、経済への「波及効果」が、
ある程度期待できるものと思います。

4月の実績は、前述の税優遇措置の最終月で、
余勢を駆って良い数値が出るでしょうから、
5月以降の動向を注意深くチェックします。

耐久財受注は、全体の数値は前月比マイナスでしたが、
変動の大きい輸送機器を除く数値は、好調でした。

失業保険請求に関しては、労働省が注意喚起をした、
四半期調整の変動は、大きくなかったと感じます。
わずかな改善です。

今週の指標を受け、米国経済は好調な製造業に加え、
住宅関連に少し明るい兆しが出ているのを、
嗅ぐことができるのではないでしょうか?

<日本>

百貨店売上や、貿易収支が発表されましたが、
市場へのインパクトはほとんどありませんでした。

数値そのものも、これまでのトレンドに、変化はありません。


2)今週の株式相場展開


<米国>

先週のゴールドマン・ショックは、かけらもありません。
全ての指数は、引値ベースの高値更新です。

ダウは、週間ベースで、8週間連続上昇です。

企業決算も経済指標も良く、「青天井」が継続しています。

週間騰落では、

ダウが、186ドル高で、+1.7%
ナスダックが、49ポイント高で、+2.0%
S&P500が、25ポイント高で、+2.1%
ダウ輸送株が、106ドル高で、+2.3%

<日本>

米国よりも、中国市場に足を引っ張られているようです。
続落していますが、過熱感はだいぶ解消されつつあります。

週間騰落では、日経平均は、188円安で、-1.7%、
TOPIXは、-11ポイントで、-0.6%

<中国>

上海総合指数の週間騰落は、147ポイント安で、-4.7%

続落でした。
このところの下げは、ちょっと気になります。

政府の不動産バブルへの姿勢を、市場は警戒しています。


3)来週発表予定の主な経済指標等


<米国>

添付ファイルの ecolendar100424 を参照して下さい。

FOMCミーティングでは、金融政策の変更はないと思います。
もしあれば、サプライズです。
これは要注意です。

ケース・シラー住宅価格指数も要注意です。
2月の数値ですが重要です。

来週の経済指標に関しても、市場の事前予想は、
総じて経済の拡大を示すと考えています。

個別企業の決算も良好、経済指標も良好。
表面的に米国経済に死角はありません。

どうして、FRBは、ゼロ金利にしておく必要があるのでしょうか?
不思議です。

本当は、公表できない何かを隠しているのでしょうか?


4)来週の株式相場動向


<米国>

添付ファイルの dowweekly100424 を参照して下さい。

ダウの週足です。
逆三尊だと仮定して、11500〜12000を
ターゲットとして見ることもできます。

添付ファイルの dowdaily100424 を参照して下さい。

ダウの日足です。
RSIは週足と日足とも警戒レベルです。
違いはMACDです。

週足では、好調維持ですが、日足では、
ヒストグラムはどうもいただけません。
ネガティブに転換しそうです。

また、ボリンジャー・バンドが狭くなっています。
変動性が小さくなっているからですが、このようなケースでは、
もし、上抜ければ、むしろ「買い」になります。

来週の短期シナリオです。

ゴールドマンの問題は、意図的に無視されているように感じます。
来週辺り何か出て、少し嫌なムードになるのではと思います。

決算や経済指標は、一点の雲はありません。
下げる要素はありません。

しかし、ダウは100〜150ドル下落して、
11000ドルをトライすると予想します。

<日本>

11000円は回復すると思います。
しかし、決算とゴールデンウィークを前に、
リスクを取ることに慎重になりそうです。

<中国>

04月10日に指摘した通り、下に抜けた模様です。

添付ファイルの shanghai100424 を参照して下さい。

下値は2900ポイント辺りを、サポートとしたいところです。
三角保ち合いで、ブレークしたとき値幅は、
800ポイント余りありそうです。

通貨と合わせて、注意しておきたいです。


5)為替


ギリシャの緊急要請は仕方ないのでしょう。
金利の急上昇で、借り換えがますます困難になります。

将来、元本の返済がきちんとなされるか、懸念します。
為替は動きましたが、ギリシャ問題は何も解決されていません。

人民元のことも忘れずに…。

ドル円も安くなりましたが、根本原因は変化していません。
ドル余剰です。

しかし、2本目のトレンド・ラインを、上抜けしましたから、
転換した可能性は否定できません。

参考のため、 usdyen100424 を添付しておきます。
チャートには示していませんが、2008年のドル戻りと、
2009年のドル戻りは、大体10円程度です。

それを今回も当てはめると、
95円程度が戻りの目途かとも思います。

そうすると、赤の点線で示した、3本目のトレンド・ラインの
可能性は、もう少し緩やかな傾斜になると思います…。

慎重なオペレーションが求められる時期です。

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