平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年04月28日


ギリシャ問題等


<ギリシャ問題>

格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズが、
ギリシャの格付けを3段階引き下げて、
ギリシャ国債は、ジャンク債になりました。

また、ポルトガルの格付けも2段階下げました。

それを受けた欧米の市場は、大きく下げました。

サブプライム騒動のときもそうでしたが、
格付け会社のレーティング引下げは、
どうも「後出しジャンケン」のような感じがします。

競争力のある輸出産業がないギリシャが、
自国の経済力よりも強い通貨ユーロを持てば、
経済は疲弊するのは、当たり前のことです。

長い歴史を持ち、プライドが高い欧州が、
通貨統合する試みは評価しますが、
経済原理にそぐわないことは長続きしません。

結論を先に言えば、ギリシャはユーロを離脱して、
ドラクマに戻るべきでしょう。

輸入物価が上昇するため、輸入は減少します。
反対に、価格競争力がつくため、輸出は有利になります。

IMFの管理下で、財政規律を正して、再出発です。

デフォルトはその次の段階だと思います。
これからのギリシャは厳しい道のりです。

日本も「他山の石」とすべきでしょう。


<短期米国相場>

添付の dow100428 を参照して下さい。

ダウの日足チャートです。

先週木曜日の長い下ヒゲは、下げることに対する抵抗で、
上昇を示唆しました。

金曜日は素直に上昇しましたが、月曜日は塔婆に近い同事線で、
相場の転換の可能性を示唆します。

結果として、火曜日の長大陰線で、包んでしまいました。

ローソク足では悪い形に見えます。

RSI(紺色)やボリンジャー・バンド(ピンク色)も、
1月以来の悪いパターンで、調整の可能性を強く示唆しています。

また、MACDヒストグラムは、前回指摘しましたが、
弱気を示唆する下げトレンドが実現しました。

マクロ経済や企業業績とは無関係に、チャートでは
調整相場を感じさせます。

どこまで、下を見るかですが、直近高値は11258ドルです。
5%程度の下げを考えると、
11258ドル×95%=10695ドルです。

その手前に、50日移動平均線があります。
現状で10750ドルです。
このレベルでは、相場下落に対する、
米国機関投資家の抵抗を、見るものと考えます。


ダウ輸送株の先行性>

添付ファイルの dowdowt100428 を参照して下さい。

ダウ工業株指数(以下、ダウ)とダウ輸送株指数(以下、輸送株)の
日足チャートの比較です。

昨年6月、輸送株は高値を取れずに横ばいでした(紺色)。
一方、ダウは上昇を続けていましたが、
結局7月にかけて調整しました。

これは、昨年3月に底を打ってから、初めての調整局面でした。

その後、輸送株の方が早く底打ちしています(ピンク色)。

オレンジ色は、とても誤解を生じやすいところでした。
ダウは順調に上昇していましたが、輸送株は良くない形です。

輸送株ダウに対する先行性を考えると、
弱気になってもおかしくない局面でした。

結論的には、弱気になると失敗でした。

しかし、今年の1月の調整局面では、輸送株の先行性が、
発揮されて、ダウよりも早めにトップをつけています(赤色)。

その後の反発局面は、ダウ輸送株も同時でした(黒色)。

今回の高値(黄緑色)も輸送株の先行性が、
出ていると思います。

「日本株は米国株の写真相場だ」と言われます。
その米国株のダウに先行する、輸送株をチェックすることは、
決して無駄な作業ではないと思います。


VIX指数

添付の vix100428 を参照して下さい。

シカゴ・オプション取引所で取引されている、
VIX指数のチャートです。

既に、ご存知の通り、この指数は、変動性が高まると、
相場の下落に通じることが多いと言う指数です。

理由はともかく、3ヶ月ごとに指数は跳ね上がる状況が続いています。
リーマン・ショック以降、下落トレンドですが、そのトレンドがどうなるか
興味深いところです。

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