平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年06月11日

2匹目のドジョウはいませんでした。


昨日の米国株の上昇として、次の理由が挙げられています。

1)中国の貿易収支大幅なプラス
2)ECBが金融政策維持、国債買取りプログラム継続
3)原油価格上昇に伴いエネルギー株上昇が牽引
4)ユーロ相場の落着き

1)の中国の輸出増加観測については、既に一昨日の
ニューヨーク時間からニュースが流れていました。

事実、一昨日の米国株の下落は、
「朝方の中国輸出増加のニュースで、高く始まったものの、
結局売りに押されて…」と解説されていました。

そのため、1)は理由ではありません。

2)のECBの金融政策については、市場の予想通りです。
トリシェECB総裁は、過去に舌禍事件を何度か起こしていますから、
むしろ、昨日の会見は、良い評価だったと思います。

よって、2)は米国株上昇の要因の一つにはなりました。

3)の原油価格については、ここまでの調整の反動です。
メキシコ湾での原油流出事故の影響もあります。

欧州経済減速で、世界の原油需要が減少するのか、
中国をはじめとして、新興国の原油需要が高まるのか。
綱引きは続きます。

より大きな好影響は、4)のユーロ相場の落着きです。
過去に何度か、ユーロ相場と米国株の関係を
チャートで示していますが、現状は想定通りの関係です。

先週金曜日、米国雇用統計前に、ハンガリーの話題で、
ユーロが急落しました。

市場が情報を収集するに連れて、落着きを取戻し、
ユーロは対ドルで、1.19を割れた水準から、
1.21を上回る水準まで戻しています。

これが、最大の米国株上昇の要因だと思います。

EUやユーロ諸国の悪いニュースは、先週末までに沢山出ました。
向こう2〜3週間は、小康状態を保つ可能性があります。

この問題が、直ぐに解決すると考える市場参加者は、
殆どいないと思います。

波があります。

ソブリン・リスクは当然のこと、欧州の銀行の破綻リスクも
小さくありません。

ユーロに対する売買の方向は、
「押し目買い」ではなく、「戻り売り」が正しいのではないでしょうか。

添付チャート usdeuro100611 を参照して下さい。

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添付の usstockindex100611 は、
米国株の主要指数チャートです。

ダウ輸送株を除き、大切なサポートが守れるか、
瀬戸際が続いています。

昨年3月に大底を打ってから、強気相場が、
継続していますが、だいぶ風景が変化しました。

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昨日掲載したチャートと同じですが、
dowdaily100611 はダウの日足です。

昨日1日では、RSIとMACDが上昇して、
日足が下落するポジティブ・ダイバージェンスが勝ちました。

1週前のレンジに戻るのか、次の新しい展開になるのか、
見極める段階になりました。

向こう2〜3週間で、50日移動平均線が、200日移動平均線を、
上から下へ突き抜ける、「デッド・クロス」が発生する
可能性があります。

それを阻止するには、日足が上昇することです。
50日前の株価は高い水準でした。


2010年06月11日 10:30記述


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