平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年06月13日


1)先週相場の概観

先々週の、予想を下回る米国雇用統計と、ハンガリー及び
仏銀ソシエテ・ジェネラルの話題で、大きく下げた流れを受け、
ダウは週初めに、年初来安値をつけました。

その後は、短期的な売られ過ぎ感から、落着きを取戻し、
1週間で279ドル上昇しました。

節目の1万ドルを回復し、以前のトレーディング・レンジである
10000〜10300に戻った感じです。

日経平均も同じような動きで、週半ばに年初来安値を付けた後、
戻しましたが、1週間で195円安で週を終えました。

上海総合指数は、節目の2500ポイントを意識した動きで、
1週間でわずか16ポイントの上昇でした。

為替は、ドル・ユーロが主戦場で、ドル円は動きが乏しいです。
上下の幅も狭く、動意に欠ける展開が続いています。

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2)先週発表された経済指標と相場展開

<米国>

添付ファイルの ecolendar100613 を参照して下さい。

読者の方から、表が小さくて読みにくいとのご指摘を
受けました。

今後、もっと読みやすく工夫しようと努力しますが…、
「Windows画像とFAXビューア」で、添付ファイルを
ご覧になっている方は、下にある「虫眼鏡」で、
拡大して見ていただければ幸いです。

経済指標は、小売売上とミシガン大学消費者心理指数が
逆の動きを示しました。

先日のIBD/TIPP景気楽観度指数は下落していました。
同指数の、ミシガン大学消費者心理指数への高い確度の先行性を、
先週解説したところでしたが、結果は違いました。

小売売上は振れの大きな指標ですから、来月以降の
修正値も少し気をつけておくべきでしょう。
3ヶ月を平均すると+0.5%と堅調ではあります。

この辺りの、説明については、拙著「FX世界経済の教科書」
第7章で説明していますので、是非参考にして下さい。

新規失業保険請求件数は、減少テンポが鈍りました。
最近、企業の人員削減が、以前より少し目に付きます。

IT投資をしたり、設備更新をしたりすると、
労働者が不要になる流れには逆らえません。

国勢調査の臨時雇いも5月がピークだと報道されており、
来月発表の雇用統計は少し注意が必要です。

リーマン・ショックの影響で、米国の地方財政も、
連邦政府以上に苦しくなっています。

地方公務員である、教職員の削減等も、
その内ニュースになると思います。

全般的に相場との関係で言えば、経済指標は、
相場に大きな影響を及ぼすことはありませんでした。

むしろ、小売売上の悪さが、短時間で消化され、
相場上昇に転じる強さが目立ちました。

<日本>

第1四半期GDP等の発表があり、予想より良かったので、
相場には建設的に受け止められたようです。

<中国>

事前に経済指標がリークされていたようでした。
増大した貿易黒字が、相場にプラスに働きました。

しかし、CPIやPPI等は警戒すべき水準だと思います。
同様に、不動産価格も警戒です。

バブルを抑えたい当局、人民元を上昇させたい米国、
2500ポイントを下回ると、さらに下落に拍車が
かかりそうな株式相場、その上、賃上げのラッシュです。

いろいろと綱引き状態です。

「所得倍増計画」まで報道され、なにやら昔の日本を
見ているようです。

5月の貿易統計が評価されたのは、景気後退懸念がある
欧州を含め、中国の輸出が減少していないことでしたが、
中国の対欧州の輸出が減り始める可能性が出るのは、
6月以降ではないかと思います。

最近バルチック海運指数は下げが目立ちます。
バルチック・ドライ指数は、5月26日に4209ポイントでしたが、
6月11日は3288ポイントと急落しています。
2週間で22%の下げです。

下げているのは、ドライ指数だけではなく、
他の指数同様に下げています。

また、上海総合指数とバルチック海運指数の関係を
以前解説しましたが、その際、チャート・フォーメーションが、
三尊を形成する可能性を指摘しておきました。

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3)今週発表予定の経済指標と相場展開予想

再度 ecolendar100613 を参照して下さい。

私のホームページの用語集も少し使いやすくなっています。
メールマガジンを読むときに便利なように編集していますので、
是非、ご活用下さい。

来週の指標で相場が大きく動くことは、考えにくいです。
製造業の指標と住宅関係の指標が、大きく落込むようだと、
相場にはネガティブですが…。

5月相場が酷い状態だったので、
6月相場は、少しはましになる気配がしています。

今週の米国相場は、200日移動平均との戦いになりそうです。
イメージ的に、相場のモメンタムは少し上向きです。

向こう2〜3週間は、少しラリーがあるかも知れません。
その頃、50日移動平均線が200日を上から下へ、
デッド・クロスする時期に重なります。

独立記念日も近いです。
雇用統計も出てきます。
いろいろなモノが煮詰まる時期でもあります。

添付のdowdaily100613 を参照して下さい。

まだ、意識するには早いですが、6月終わりまたは、
7月初めまでミニ・ラリーがあると、
例の「三尊天井」を強く感じる展開になるのではないでしょうか

5月6日のフラッシュ・クラッシュとその後の動きで、
既に三尊の右肩が出現したとする見方もあります。

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4)金価格とドル・ユーロ相場

添付の goldeuro100613 を参照して下さい。

このところ頻繁に出てくる、ウェッジです。
いたるところで、ウェッジや三尊が出現しています。

言いたいことは、チャート上に書いてあります。

欧州発の悪いニュースは、しばらく無いことが考えられます。
嵐の前の・・・となるのでしょうか?

話は変わりますが、それにしても北朝鮮は静かです。
戦争する軍備もないのでしょうか?


2010年06月13日 07:45記述


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