平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年07月16日


重石が取れた株式相場


ファンダメンタルズの動向とは関係なく、
2つの暗雲が晴れました。

米国株が高値をつけていた時期の4月に、
ゴールドマン・サックスが、SECに提訴されました。
内容は、ご存知の通りのサブプライム関連証券の
組成販売での詐欺容疑でした。

この事件は、相場が下げに転じた要因の一つと言えます。

このような事件は、質が低く悪いもので、市場は嫌います。
お金を支払って和解ですから、いかにも金融資本主義の
米国らしい解決方法です。

これで、ゴールドマン・サックスも暴れやすくなりました。
しばらくの間、相場の変動性は上昇する可能性があります。

も一つの暗雲は、新金融規制法です。
今年の1月にボルカー・ショックとして相場を襲った、
厳しい内容の金融規制法案でした。

米国金融機関の激しいロビー活動と、中間選挙が近く、
選挙に勝ちたい政治家の妥協として、
ゆるい法案が上下院を通過しました。

少しは、金融機関の将来的な収益のマイナス要因には
なるかも知れませんが、マイルドな内容になっています。

上記のように、2つの重石が取れました。

米国株は、3日続けて200日移動平均線で止まっています。
発表された経済指標は、新規失業保険請求件数を除き、
景気の回復に疑問符がついている状況です。

米国経済に強気で見ると、成長が一時的に足踏みと言えます。
弱気だと、万が一のダブル・ディップが近いと言えます。

米国株式に対する経済指標の影響は、少しマイナスですが、
重石が取れた分、少し上に行くのかも知れません。
今後の企業決算の内容次第とも言えますが…。

一方、為替は米国経済の減速傾向を受けて、ドル安です。
欧州のストレス・テストに対する楽観と、
ユーロ売りの買戻しが継続しています。
ドル・ユーロは、ユーロの下落トレンドをブレークしました。

チャートを見る限り、ユーロは上に行くように見えます。
ドル・ユーロと米国株の関係で見ると、ドル安は株高です。
過去の傾向はそうなっています。


日曜日の定期配信で申し上げましましたが、
今週、米国株は頭打ちになって、再度下落の過程に入ると、
考えていました。

どうやら、その考えは間違っていたのかも知れません。

昨日今日の材料では、ドル安ユーロ高、ドル安円高、
ユーロ安円高、米国株高?日本株安?です。
米国株が想定以上に上昇すると、日本株も上でしょう。

歯切れが悪いですが、株式相場は上昇せずに、
当初の想定通りに下落を開始する可能性もあります。

よく見えない状況になりました!

3連休前に、上下に振られることが予想されます。
リスクは限定しておきたいところです。


2010年07月16日 10:45記述


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