平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年07月25日


1)先週の相場概観

米国企業の好調な決算に支えられ、また欧州の楽観的な
ストレス・テスト見通しを背景に、世界中で株価は上昇しました。

ダウは、1週間で327ドル上昇の+3.2%、
上海総合指数は、126ポイント高の+5.2%
とすこぶる好調さでした。

しかし、為替相場で円高(本当はドル安)傾向が続き、
日経平均は23円高の+0.2%でした。
その上、TOPIXは年初来安値を更新しました。

日本の一人負け状態ですが、日経平均の大事な節目
9000円は守られたので、しばらくの間、下値不安は
少しは和らいでいると感じます。

為替は円が強い状態でしたが、ストレス・テストの結果待ちで、
前週比68銭の円安でした。

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2)各相場チャート

添付ファイルの copper100725 を参照して下さい。
銅価格日足チャートです。

銅の需要は実体経済動向を忠実に表すと言われています
つまり、銅価格と経済成長は正の関係にあります。

日足は三角保ち合いを上に抜きました。
直近高値を伺う動きが想定されます。

弱気派には、200日移動平均線が援軍です。
そこで止まる可能性はゼロではありませんが…。

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次に wti100725 を参照して下さい。
原油価格日足チャートです。

先日ご覧頂いた長期のチャートでは保ち合い継続ですが、
短期チャートでは、銅価格同様に、三角保ち合いを
上に抜けたようです。

200日移動平均線で抑えられていましたが上昇し、
50日移動平均線は傾きが上になりました。

弱気派には、ベア上昇ウェッジの可能性が残されており、
下に向かう可能性はありますが…。

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次に lumber100725 を参照して下さい。
木材価格日足チャートです。

先の銅や原油とは少し形状が違いますが、
この1ヶ月間は急落の反動高です。

この傾向が続くのかどうか。
住宅関連の経済指標は悪いですが、根底のところで、
地殻変動が起きているのかどうか…。

チャートからは、何かの動きを感じます…。

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次に gold100725 を参照して下さい。
金価格日足チャートです。

国際商品としての性格と、通貨としての性格の
綱引き相場が繰り広げられています。

どちらが勝つのか、現時点では皆目見当がつきません。

ヒストグラムの傾きは上昇を示しており、
ダイバージェンスが生じています。
直近の動きを見ると、次のステップは「上」に見えます。

金価格の上昇は、

パターン1
ドル安に伴う、国際商品価格の上昇
ドル安による米国株上昇
リスク志向の高まり=株価上昇

パターン2
ユーロ下落による通貨としての金選好
ユーロ下落=ドル高=米国株安

どちらになるのか、今は分かりません。

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次に dowdaily100725 を参照して下さい。
ダウ日足チャートです。

テクニカル面では、株価調整は終了です。
上昇トレンドに入った模様です。

今週のターゲットは10600ドルで、直ぐに到達可能です。
下は10100〜10000ドルを切る下落があれば、
下げトレンド継続です。

その場合は、チャートに示したような弱気派の
ベア上昇ウェッジが機能することになります。

しかし、最初に申し上げたように、調整は終了したようです。

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最後に、 usdeuro100725 を参照して下さい。

ドル・ユーロ日足チャートです
拍子抜けしたストレス・テストの後はどう動くのでしょうか。

米国市場では反応しなかったです。
むしろ、増配と買収の話で株が上昇し、
為替は無視したと言えます。

案の定、事前の想定通りのテスト結果でした。
それがユーロなのかも知れません。

考えうるシナリオをチャートに載せました。

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3)経済指標

添付の ecolendar100725 を参照して下さい。

先週発表の経済指標は、事前予想を下回るものが多く、
米国経済の下振れリスクを考えます。

バーナンキFRB議長の議会証言でも、
同様の趣旨の発言をしています。

しかし、株式相場は強かったです。

今週も重要指標が多く発表されます。
経済が減速することは、既に周知の事実として、
あまりファンダメンタルズを直視しない可能性があります。

4)ECRI景気先行指数

過去に何度か解説しています。
ECRIの週間景気先行指数が金曜日に出ました。
-10.5%です。

過去の実績では、-10%を下回ると、
米国経済はリセッションに入っています。

ダブル・ディップの可能性がまた高まりました。
過去が全て未来を規定するとは思いませんが、
実績は実績です。

債券市場は、景気悪化を織込みつつあります。
株式相場はまだだと思います。
むしろ、奇妙に強いです。
為替相場もまだ織込んでいないと思います。

果たして、ECRIが初めて間違ったシグナルを
発しているのでしょうか?

チャート ecriwli100725 を参照して下さい。


2010年07月25日 09:00記述


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