平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年08月05日


1)ここまでの米国市場

今週これまでに発表された経済指標は、
総じて好調な数字が出ていると言えます。

ISM(米供給管理協会)の製造業と非製造業の
景況感指数は、好不況の境目の50を上回っています。

予想が弱めの数値でしたので、実際には予想より良いと
評価され、株式相場は上昇しました。

また、ADP(オートマチック・データ・プロセシング社)雇用報告も、
予想を上回る数字で、週末の雇用統計に期待が高まっています。

ダウは先日までは、10600ドルを上限としてレンジ取引でしたが、
上にブレークしました。

添付チャートの dowdaily100805 を参照して下さい。
私は、10600ドルが重たくて、次の動きは下げる可能性が
高いと考えていましたので、間違いでした。

しかし、10600ドルを水平線とした、ブル・ウェッジを形成中とも、
同時に見て取れましたので、歯切れの悪い解説でした。

現状では、10600ドルはサポート・ラインです。
2〜3日の取引では、10700ドルは重そうですが、
今後の経済指標次第で、上下に動くと思います。

しかし、下値は移動平均線もあり、堅そうにも見えます。
上は、10700ドルを抜けると、10900ドルが目標です。

為替相場も、昨日は東京市場でドル円は高値をつけましたが、
ニューヨークでは経済指標を受けて、ドル高に反応しました。

日経平均は、為替の円高の影響を受けて、海外株高を
素直に反映できない雰囲気となっています。

日本の10年国債の流通利回りが、とうとう7年ぶりに
1%を切るまで低下し、円高デフレの嫌なムードです。

一方、中国株は上下していますが、2600ポイントの
重要なレベルを維持しています。

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2)VIX指数

シカゴ・オプション取引所で取引されている、
S&P500指数のオプション価格の変動を表す指数です。

この指数が高くなると、相場は下落することで知られます。

添付の vix100805 を参照して下さい。

サポート・ラインの傾きが緩慢ですが、
三角保ち合い=ウェッジを形成中です。

ウェッジの向きが全体的に下向きなので、
これを、ブル下降ウェッジと呼び、よくあるパターンでは
次の動きは上になります。

つまり、VIX指数上昇=株価下落です。
この点では、上述のダウ日足チャートで示した、
ベア上昇ウェッジとは符合します。

テクニカル面では、RSIはまだ下値がありそうですが、
MACDではそろそろ「買いシグナル」が点灯しそうです。

総合的に見ると、VIX指数からは、株価は警戒水準です。

相場が読めなくて、予防線を張るために、
ダウでは少し強気を解説して、VIX指数で、
弱気を解説しているわけではありません。

過去にも解説していますが、理由ははっきりと見えませんが、
VIX指数の上昇で株価が下落しています。

例えば、「サトウトシオ」の名前でメルマガを発行していた、
今年の4月28日号では、「理由は分からないが、リーマン・
ショック以降は3ヶ月に1度VIX指数は上昇している」と
解説しました。
その後の、米国株の展開はご存知の通り、下落しました。

そろそろ、3ヶ月に1度に当たる時期なのです。
警戒しても良い時期です。

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3)ドル・ユーロ相場

添付チャートの usdeurodaily100715 を参照して下さい。

7月15日号でのチャートを再掲します。
ストレス・テスト結果の公表前で、
市場の期待感が盛り上がっていた時期です。

当時は、ユーロ安の基本下落トレンドが転換したとは
断言できない時期でもありました。

しかし、ユーロ相場に強気の、逆三尊を形成中でした。
当時の目標値は1.33程度でした。

その後、ユーロは方向転換して上昇しています。

今回は、米国のマクロ経済への懸念が底流にあり、
FRB(連邦準備制度理事会)が追加金融緩和を実施する
可能性が大きな材料になっています。

個人的には、でたらめなストレス・テストはあきれて
開いた口がふさがりません。

しかし、相場はユーロが上昇していますが、
実際はドルが下落しているだけです。

添付のチャート usdeuro100805 を参照して下さい。
ドル・ユーロ日足チャートです。

結論的には、1.33の目標値を達成したと思います。
ユーロは上昇チャネルに中にあり、
強い上昇過程にもありますが、
個人的には、ベア上昇ウェッジの方が強いかと思います。

ユーロ売りです。
目標はとりあえず、1.25に置きます。

1.25を切れば、ダブル・トップが再度復活します。
下落トレンドを新たに引けそうです。

夏休みで動かないかも知れませんが…。


2010年08月05日 11:00記述


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