平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年08月12日


1)FOMC(連邦公開市場委員会)を受けての相場

市場参加者の一部では、住宅ローン担保証券の償還代金で、
米国債を購入するのではないかと、噂されてはいました。

現状では、量的緩和の金額を拡大したのではないので、
短期的に株式相場には、ニュートラル(中立)に近いと考えます。

為替相場には、将来的な金利低下を織込む形で、
ドル安に反応し勝ちですが、米国経済の成長鈍化が、
米国内のみならず、欧州や新興国の経済にまで波及し、
相対的にリスク軽減の観点から、ドルが強含むと考えます。

債券相場は、金利低下で上昇すると考えます。

一昨日、FOMCの結果発表で、株式相場は下落幅を縮め、
国債相場は上昇、為替相場は米国金利低下でドル安でした。

しかし、一昨日の米国株式相場の下げは、当日発表された
中国の貿易統計で、輸入が事前予想よりも少なく、
中国経済の内需に懸念が生じたことと、
欧州株の前日の大幅上昇の反動安が原因でした。

そのため、昨夜がFOMC後の反応を見極めるのには、
絶好の日だったと思います。

株式相場下落の要因は、FRB(連邦準備制度理事会)が、
景気見通しを後退させたことが最大の要因です。

勿論、中国の一連の経済指標発表で、経済成長スピードが
鈍化する懸念が相場の下げを加速した側面はあります。

また、6月貿易統計で、予想に反して大きな赤字だったことも
相場下落の要因の一つでした。

10日の号外で、解説したように赤字は拡大しました。
西海岸の荷動きを追いかけることも、無駄ではないようです。

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2)米国株式相場

添付の dowline100812 を参照して下さい。

ダウ工業株平均の引値ベースの、日足ライン・チャートです。
紺色の実線と点線のベア上昇ウェッジがきれいに働きました。

重要な200日移動平均線も下回りました。
上昇トレンドの定義「Higher High, Higher Low」が
崩れました。

ターゲット価格はチャートに示してある通りです。

テクニカル面でも、RSIとMACDとも「売り」が相場を
牛耳る局面ではないかと思います。

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次に dowcandle100812 を参照して下さい。

ダウのローソク足チャートです。
ライン・チャートとは少し形状が異なります。

ライン・チャート同様に、上昇トレンドは崩れかかっています。
つい先日の安値10500ドルを切りましたので、
上昇トレンドの定義は、現時点で崩れてはいますが、
完全に崩れるのは、緑色の(1)を下回るところです。

目標値はチャート上に載せていますが、
ライン・チャートのそれとは少し異なります。

RSIやMACD等のテクニカルでは同じ結論です。

ここ数週間の相場予想は良い結果ではないかと思います。

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添付チャートの sox100812 を参照して下さい。

以前解説した、SOX指数日足チャートです。
SOX指数は、フィラデルフィア証券取引所で
商いされている半導体指数です。

主要株式指数の中では、珍しく「デッド・クロス」していないと、
前回は説明しました。

また、ハイテク株式指数の色彩の強い日経平均に
先行することが多いとも説明しました。

昨日の下げで、小さな短期的ダブル・トップの
ターゲット価格を達成しました。

その上、重要な330ポイントのベース・ライン上です。
このラインを明確に切ると、ベア・ウェッジが働き、
かなり下落する可能性があります。

日本時間の朝方、シスコ・システムズの決算が発表されました。
利益は目を見張るほどの大きな利益でしたが、
売上と見通しが、アナリスト予想に達しなかったので、
時間外で株価は大きく下落しています。

今晩以降のSOX指数は少し心配です。

液晶パネルや液晶材料、ノート・パソコンの売上、
日本のエコ・ポイント終了等々、ハイテク銘柄や、
自動車関連銘柄の将来的な業績に黄色信号が
点滅し始めています。

SOX指数下落と日経平均の9000円死守が、
近い将来の要注意点です。

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3)為替相場

添付の usdindex100812 を参照して下さい。

ドル・インデックスの日足チャートです。
紺色破線のブル下降ウェッジはダマシが発生し、
その後、ドルは上昇しました。

80〜82の長期サポート・ラインと200日移動平均線が
上手く機能したように見えます。

このところの、為替の予想も外れてはいないようです。
とりあえず、ドル上昇と考えていますが、
対円では違います。

テクニカル面では、ドル・ブルを示唆しています。
これまでの為替相場と米国株式相場の関係では、
ドル・インデックス上昇=米国株安となりますが…。

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ユーロ・ドルのチャート usdeuro100812 を参照して下さい。

ドル・インデックスと同様に、ベア上昇ウェッジが機能しました。
次は、上昇トレンド・ラインのトライです。
その次は50日移動平均線のトライで、
1.25を手短な目標値としています。

その内、1.25も切ると考えています。
基本的な考え方に何ら変更はありません。


2010年08月12日 13:30記述


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