平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年08月26日


1)二番底を通過中の住宅市場

7月中古住宅販売は、前回の配信で指摘したように、
事前予想値が強気過ぎました。
銀行の担保物件売却等が非常に多いです。

また、7月新築住宅販売も最低水準でした。
とにかく需要に比較して供給過多です。

しかし、相場は住宅市場の惨状に慣れてきました。
昨日の株式相場は安値から戻して引けました。

今後発表される住宅価格指標は、下落を示すはずですが、
ケース・シラー住宅価格指数は、過去3ヶ月の平均値なので、
下落が始まるのはまだ先です。

来週発表予定のケース・シラー住宅価格指数は6月分です。
つまり、4月〜6月の平均値です。

7月以降、住宅価格は確実に下落しているはずですから、
住宅価格指数にそれが反映されるのは、早くて来月発表分からです。

住宅価格が大きく下落すると、経済に対して負の影響が大きいです。
そのときに、相場は大きく下落して反応するかも知れません。
秋相場は、波乱含みでしょう。

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2)米国株式相場

添付の dowlong100826 を参照して下さい。
ダウ工業株平均日足長期チャートです。

過去の何度も引き直した上昇トレンドが、
また、ブレークされ始めました。
正念場です。

見方を変えると、ベア三尊天井を形成中でもあります。
ネック・ラインの9600ドル辺りは重要なポイントです。

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次に dowdaily100826 を参照して下さい。
ダウ工業株平均日足チャートです。

かねてターゲットとして見ていた10000ドルをつけました。
相場のリズムです。
今後は少し上げる順番でしょうか。
もし上げるとすると、幅は100〜200ドルを想定します。

50日移動平均線の傾きが予想通り下向きになり、
そのうち、200日移動平均線もだんだん水平から
下向きになるはずです。

そうなると、相場の方向は「下」です。

ダウが10000ドルを切りましたので、フィボナッチの、
61.8%を上回る下落を示したことになります。

100%戻しは十分に視野に入っています。
つまり、9600ドルです。
前述のベア・三尊天井のネック・ラインの
9600ドル辺りと重なります。

今後数週間で、この9600ドルが非常に
重要なポイントになりそうです。

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3)ドイツ株式相場

ユーロ安で経済は好調なドイツですが、
株式相場は困難な状況です。

添付の dax100826 を参照して下さい。
ドイツDAX指数日足一目均衡表です。

雲の下限と200日移動平均線を下に抜けました。
割と大きな長期間のウェッジでしたので、
上か下に離れた場合の動きが大きくなるパターンです。

今回の下抜けが、「ダマシ」でなければ、
チャートに示したようなところが下値の目標です。
昨年夏のレベルにまで、セット・バックすることになります。

米欧経済は緊縮財政と住宅不況、雇用なき回復、
胸突き八丁の局面です。

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4)為替相場

添付の usdeuro100826 を参照して下さい。
ドル・ユーロ日足チャートです。

筆者個人的な1.33の目標をクリアし、
ユーロ上昇トレンド崩れも確認でき、
現状は、次のターゲットである1.25をつけるかどうかです。

ドル円が、相場としては盛上っているので、
そちらがメインになっている1週間です。

リズムからは、1.25をつけた後、少しユーロが強含み、
その後再度ユーロ安になる展開ではないでしょうか。

いずれにしても、ユーロは下落すると考えています。
この考えは変わっていません。

米国が良いわけではありません。
単純に比較すれば、「欧州より米国の方がましだ」と
考えているからです。

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次に usdyen100826 を参照して下さい。
ドル円日足チャートです。

ドル安に変化はありません。
下落チャネルを引いてみました。
ときどき、相場の行き過ぎが発生します。
この何日かが、そう言う場面でしょう。

何もできない政府と中央銀行です。
期待して投票した昨年の総選挙でした。
私も民主党に期待して投票しました。

こんなになるとは想像していませんでした。
自己弁護すると、「自民党よりはましかな?」と
考えていました。

日本に打つ手は限られています。
円高は確かに輸出企業には不利です。
日本の経済構造には不利です。

しかし、余剰の生産設備を有しているから、
デフレになるのです。

以前配信した「需給ギャップの処方箋
(10年01月07日)」と考え方は変わっていません。

円高をこの国に有利なように生かすべきです。
借金大国で、デフレが続き、ジャパン・パッシング(無視)される、
国の値札である通貨が高いのです。

とにかく、構造的に円高は続きます。

日銀は介入すると思います。
単独でもやります。
それなりに効果はあります。
24時間は効果が続くと考えます。
2〜3円は円安になるのではないでしょうか?

しかし、それだけです。
日本国民の大切な税金を使って介入します。

しかし、将来的には円高を止められず、
損失を出すに過ぎません。
為替介入は単に政治ショーの一場面です。

この国の政治のレベルは低いです。
しかし、「その国の政治のレベルは、
その国の国民のレベルを凌駕することはできない」のが、
原則です。

私も十分反省しています。

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5)原油相場

最後に wti100826 を参照して下さい。
原油価格日足長期チャートです。

大きく長い三角保ち合いを下に抜けたようです。
「ダマシ」の可能性はまだありますが…。

世界経済の今後を暗示しているのでしょうか。
70ドルには強いサポートが存在します。

そこの指示線も下に抜けると、厳しい経済と
厳しい株式相場が待っています。


2010年28月26日 12:00記述


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