平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年09月09日


1)米国株式相場

添付の dowlong100909 を参照して下さい。
ダウ工業株平均週足長期チャートです。

過去に何度かご覧頂いているチャートです。
中長期的に、米国株は緩やかな下落
トレンドにあると思っています。

基本的に米国は世界最強の軍事力と
経済力を保持している国ですが、
相対的にその地位は落ちています。

つまり、ドルの価値も米国株の価値も
ゆっくりと下がる過程だと考えています。

チャート的には、大きな三角保ち合いを
形成中で、しかも、ベア三尊天井も見えます。

現時点で、将来を決め付けることは良いことでは
ありませんが、可能性として大きいのではないかと
思うのは、ベア三尊天井が機能して、
三角保ち合いを下に抜けることではないかと、
ぼんやりと頭に浮かびます。

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次ぎに dowdaily100909 を参照して下さい。
ダウ工業株平均日足チャートです。

目先はトレンドがない状態で、移動平均線に
上下を挟まれています。

今週は経済指標が少なく、イベントがないです。
米国以外のところのイベントで、米国株が上下する
可能性はありますが、小さいです。

5月初旬の「フラッシュ・クラッシュ」のヒゲの部分を
取引レンジとした商状でしょうか。

景気減速は、相場にはかなり織込まれたと
感じています。

しかし、1年で最も下落する季節ですから、
注意して相場に臨むべき時期です。

上下どちらに振れてもおかしくないです。

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2)国際商品相場

添付の copper100909 を参照して下さい。
銅価格日足チャートです。

銅価格は世界経済の動向を素直に反映する
産業の基本的な素材です。

銅価格も大きな三角保ち合いを形成中ですが、
日足そのものの方向は上です。

つまり、世界経済の二番底はないことを示しています。
もっとも、新興国経済は好調であっても、
先進国経済が不振になることはあります。

その上、新興国経済は先進国経済の穴を
埋めきれるほどの大きさではありません。

銅価格チャートからは、株買い・債券売り・
ドル売り・円売り・資源通貨買い・ユーロ買い
が正当化されると感じます。

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次ぎに wti100909 を参照して下さい。
原油価格日足チャートです。

原油は銅と違って元気がないチャートです。
大きな三角保ち合いを下に抜けたようですが、
下に行くのを躊躇したチャートです。

原油価格からは、世界経済に強気には
なりにくいと思います。

原油と銅のどちらかが間違った動きです。

メキシコ湾の原油流出事故、それに伴う
油田開発の遅れ、ハリケーン季節、イランや
イスラエル等の中東問題等々、原油価格は
もっと上昇しても良いのではないかと思います。

しかし、原油価格は低迷しています。
世界経済の更なる回復はないことを
暗示しているとも思えます。

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3)ジャンク債

添付の jnk100909 を参照して下さい。
ジャンク・ボンドのETF(上場投資信託)の
日足チャートです。

結論から言えば、直ぐにでも下落しそうな
ベア上昇ウェッジを形成中で、煮詰まっています。

ジャンク債の特徴については、近いうちに
レポートします。

今日は、チャート・フォーメーションから、
下落が近そうだと言いたいのです。

つまり、景気が悪化する方向になります。

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4)為替相場

添付の usdeuro100909 を参照して下さい。
ユーロ・ドル相場日足チャートです。

目先はトレンドがありません。
中長期の見方に変化はありません。
ユーロ売りの一言です。

ユーロ売りの手法や売るレベルは、
いろいろな考え方があります。

プット・オプションを買っても良いかと考えます。

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さて、野田財務大臣や小沢氏等々が
為替介入について発言をしています。

ここから、非常に不謹慎なことを書きます…。

個人的に、野田財務大臣には何の思いも
ありません。

少々不健康そうに、むくんでいる顔で、
「断固たる措置を取る…」
との発言を、何度も繰り返しています。

そのたびに、私には、
「団子に醤油をかけて腹いっぱい食べたい…」
と聞こえてしまいます。

先週辺りまでは、日銀の為替介入の効果は、
2〜3円程度あり、24時間は保つと
考えていました。

しかし、これほど口先で同じことを言われると、
もう介入の効果は無くなったのではないかと
危惧しています。

為替介入の是非は別として、財務省が決めて
日銀が単独で為替介入すると思います。

今となっては、日銀の為替介入は、
大失敗する可能性がありそうだと感じています。

ジョージ・ソロスが、バンク・オブ・イングランドの
ポンド防衛を木端微塵に粉砕したのを、
つい昨日のように思い出してしまいます。

世界中のドル売り需要にきちんと応えるだけの金額を、
日本銀行だけでは用意できません。

一気に1ドル60円台に突入するような
きっかけを作るような気がします。

無駄な税金を使いそうです。


2010年09月09日 13:30記述


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