平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年09月19日


1)先週の相場概観

株式相場は、小動きでしっかりでしたが、日銀の介入もあり、
為替相場は円安に振れました。

ダウ工業株平均は、145ドル高で+1.4%でした。
日経平均は円安も手伝い、387円上昇で+4.2%でした。
上海総合指数は、65ポイント安で-2.4%でした。

ドル円は、82円台をつけましたが、介入効果があり、
85円台で様子見となりました。

9月中間決算を控えて、ドル売り予約が遅れた輸出企業に
対する政府のプレゼントとの声もあります。

個別企業や業種により異なりますが、90円台を上回る
円高局面が長く続くと、企業収益にはマイナスです。

今後のことは不確実ですが、介入で90円台に
持って行くことは、難しいのではないかと思います。

久し振りの介入でしたので、市場参加者の中でも、
介入を経験していない人も多かったと思います。

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2)先週発表された経済指標と相場

添付の ecolendar100919 を参照して下さい。

指標は、前回よりも改善したものもあれば、
悪化したものもあり、混在した状況でした。

事前予想についても同じような状況でした。

結果的に、株式相場はしっかりした展開で、
続伸しましたが、小幅でした。

製造業の回復に陰りが出ていることは継続中です。
年末消費が盛上らなければ、
生産レベルを下げざるを得ないと考えます。

そういう意味で、消費者心理の曇りが気掛かりです。

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3)今週発表予定の経済指標と相場

再度 ecolendar100919 を参照して下さい。

来週のハイライトはFOMC(連邦公開市場委員会)と、
住宅関連指標です。

恐らく今回は、政策変更はないものと考えられます。

実体経済の指標が、今後さらに悪化すれば、
次回11月のミーティングで、量的緩和を拡大するものと
市場関係者の多くは考えています。

流動性拡大で、株式等のリスク資産選好度が、
高まることが考えられますが、同時に、量的緩和を
拡大せざるを得ないほどの経済状態であることも事実です。

そのため、株式相場の動向は現時点では読めませんが、
「ドル余剰」に拍車が掛かるため、ドル安継続です。

日銀の介入は無意味になると考えます。
日本国の富の無駄遣いです。
自民党でも民主党でもダメです。

さて、住宅関連指標は、前回があまりにも
落込みが激しかったので、今回は少し戻すのでは
ないかと考えられます。

「値頃感」で住宅を購入する人もいます。
不動産業のキャンペーンもあります。
住宅ローン金利は歴史的低さです。

価格下落は、それなりに需要を生み出します。
しかし、重要なことは、改善が今後も継続するのか
しないのかです。

雇用が改善しない限り、改善の継続性は疑問です。
株式相場も取引レンジの上の方にいます。

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4)株式相場

添付の dowdaily100919 を参照して下さい。
ダウ工業株平均日足チャートです。

結論は、そろそろ上昇も一服すると思います。

経済指標の悪化で、二番底懸念から、
株を叩き売る必要はありませんが、
流動性のみで買い上がる勇気もありません。

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添付の dax100919 を参照して下さい。
ドイツ株式日足チャートです。

チャートからは上下のサイクルが見えます。
数週間で上げ、数週間で下げています。

ウェッジを形成していますが、レンジ取引だとも言えます。

テクニカル面で下げ示唆で、先週金曜日の
陰線が長く悪い形です。

経済は絶好調のドイツですが、景況感は
急激に悪化している模様です。

目先少々調整でしょうか。

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5)商品相場

添付の lumber100919 を参照して下さい。
木材価格日足チャートです。

一瞬取引レンジを上に抜けました。
しかし、再度レンジに戻ったようです。

住宅市場の動向と密接な関係にありますので、
今後の動向は要注意です。

基本シナリオ次第で、強気にも弱気にも取れます。
予断は持たずに、経済指標をフォローです。

木材価格が上昇しない限り、
住宅市場の回復はありません。

住宅市場の回復がない限り、
米国経済の完全回復はありません。

経済が回復しない状況で、株式相場の
回復はありません。
支えているのは、莫大な流動性です。

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添付の wti100919 を参照して下さい。
原油価格日足チャートです。

かなり気が早いですが、ベア三尊を形成中に見えます。

世界経済のシナリオの如何にかかわらず、
ヘッド・アンド・ショルダーズを完成させるには、
1バレル70ドル辺りまで下落する必要があります。

フォーメーションが完成すれば、目標値は
大体58ドル辺りです。

そうなると、昨年の春のレベルです。
景気悪化と株価調整があり得るレベルです。

当然、三尊が完成せずに上昇に転じる
可能性も十分あります。
今後要チェックです。

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6)為替相場

添付の usdeuro100919 を参照して下さい。
ドル・ユーロ相場日足チャートです。

短期二点底を形成中に見えます。

今年の3月から4月にかけて現れた
形状に似ています。
トレンド・ラインを一旦ブレークして、
再度トレンド・ラインの下に潜るパターンです。

過去のパターンだと、ユーロは売って安心ですが、
さて、今回は…。


2010年09月19日 13:00記述


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