平松雄二の 株と為替に勝つ!
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2010年10月07日


日本銀行の金融緩和を受けて、欧米市場では先進国の世界的な
追加金融緩和が既成事実化しました。

FRB(連邦準備制度理事会)の地区連銀総裁等からも、
量的緩和に賛成の意見が多く、来月初のFOMC
(連邦公開市場委員会)で議論される、金融政策の
量的緩和の規模と購入する国債の年限が話題の中心です。

株や為替相場の流れが変わり、1ヵ月以上経過しました。
雇用統計もこの週末に発表予定です。
雇用統計で、相場の流れが変化することも多いので、
注意深く取引しないとリスクが高まっています。

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1)為替相場

添付の usdindex101007 を参照して下さい。
ドル・インデックス日足チャートです。

緑色矢印で示しているように、ダブル・トップを
形成していて、ネック・ラインにタッチしそうです。

ドル・ユーロでダブル・トップが出現して、ネック・ラインを切り、
「ドル買いユーロ売り」シグナルが点灯した後、
シグナルそのものが「ダマシ」になったのと似ています。

テクニカル面では、RSIが30を下回り、目をつぶって
ドル売りユーロ買いをするのは危険水域です。

MACDは、-1のレベルです。
チャートでは5度目の出現ですが、ドルの反転には
注意しておく水準です。

蛇足ですが、50日移動平均線と200日移動平均線の
クロスでは(赤色の丸印)、それまでの流れとは逆に、
瞬時反対方向に動く時もあります。

結論としては、このところ同じ考えです。
対ユーロでのドル売りは危険です。

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次に usdeurodaily101007 を参照して下さい。
ドル・ユーロ相場日足チャートです。

数々の節目を突破しました。
フィボナッチの重要レベルまでも上抜けました。

少々行き過ぎではないかと思いますが、これも相場です。
ユーロ・ブルで攻めた参加者は利益確定すると思います。
このところの考えに変化はありません。

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次に usdeuroweekly101007 を参照して下さい。
ドル・ユーロ相場週足チャートです。

ユーロ下落シナリオに変化はありませんので、
そろそろ下落チャネルの上限に接近したため、
週足でも、ユーロ・ブルは終了に近いと思います。

RSIは危険水準であることも頭の片隅に入れておきたいです。

信頼度の高い50週移動平均線と週足の交点で、
点灯した「ドル売りユーロ買い」シグナルのレベル
1.3500がキープされるかどうか、この次にユーロが
下落し始めたときにチェックするポイントです。

以上まとめて、ドル・インデックスとドル・ユーロ相場
日足週足ともユーロ買いには赤信号が点灯しそうです。

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2)株式相場

添付の dowdaily101007 を参照して下さい。
ダウ工業株平均日足チャートです。

9月26日の定期配信で説明しましたが、
ブル逆三尊が出現しています。
目標値は新高値レベルで、高値前後で達成感が出て、
相場が反転する可能性があります。

今月から購読された方で、もし必要であれば、
メールを頂ければ、その日の配信分を特別に
送信します。

雇用統計とも重なりますので、要注意です。

流動性相場は継続しそうですから、
調整しても1万ドルはキープすると思います。

しかし、今週からの個別企業の決算発表で、
決算が想定より良くない場合や、
FRBが量的緩和をしなくてはならない理由に
焦点がきちんと当たるようになると、
相場の押しは深くなることもあり得ます。

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3)債券相場

添付の ust10y101007 を参照して下さい。
米国10年国債利回りチャートです。

現在の国債利回りは、リーマン・ショック後の
国際金融市場がメルト・ダウンした時期を除いて、
最低水準だと言えます。

FRBが量的緩和を実施して以降、金利は上昇していました。

今回実施される追加量的緩和で、金利が低下すると
決め打ちするのは危険です。

市場が将来のインフレを懸念することもあります。
FRBはそのような市場心理を歓迎すると思います。

恐らく今回の追加金融緩和の最大の目的は、
米国経済のデフレ状態の払拭だと思います。

FRBの国債購入で、市場金利がインフレ期待を
織込んで上昇することは、FRBのシナリオです。

しかし、金利上昇は株価下落を招く可能性があります。
基本的に、金利と株価は逆相関です。


2010年10月07日 12:30記述


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