平松雄二の 株と為替に勝つ!
ホーム>過去のメルマガ>2010年10月24日
過去のメルマガ
2009年
2010年
チャートの小部屋
用語集
欧州信用危機小年表
まぐまぐ!過去のメルマガ
まぐまぐ!チャート

2010年10月24日


1)先週の相場概観

FRB(連邦準備制度理事会)の追加金融緩和が
確実視される中での相場展開でしたが、量的緩和の
規模に相場の関心が移り、11月初めのFOMC
(連邦公開市場委員会)での決定で、材料出尽しになる
可能性を少し感じさせているのではないかと思います。

米国株式相場の、ダウ工業株平均の週間騰落は、
70ドル高で+0.6%でした。

日経平均は、ドル安にブレーキがかからずに、日銀の
介入姿勢を伺いつつ、74円安の-0.8%でした。

一方、中国は約3年ぶりの突然の利上げで、世界の
株式市場を一瞬動揺させましたが、小動きでした。
上海総合指数は、4ポイント高の+0.1%でした。

為替はG20を前に、ガイトナー財務長官の久し振りの
トーク・アップがありましたが、大きな方向に変化はなく、
ジワジワとドル安が継続していますが、為替相場でも、
ドル安材料に飽きてきたように感じます。

******************************************************

2)先週発表の経済指標と相場展開

添付の ecolendar101024 を参照して下さい。
鉱工業生産指数を除き、米国経済の更なる落込みを、
示唆する指標はなかったと思います。

しかし、経済活動のレベルは低調であることには
変わりがなく、FRBは量的緩和に前のめりになっています。

株式相場は、4月高値の更新が目前です。
高値を更新せずに調整に入るようなことがあると、
市場参加者は、フラストレーションが貯まると思います。

以前から指摘していますが、ブル逆三尊のターゲットも
新値を更新した辺りです。

また、中国は一連の経済指標が発表され、
いつものように、事前の予想と乖離することなく、
サプライズがない管理された相場展開でした。

******************************************************

3)今週発表予定の経済指標と相場展開

再度 ecolendar101024 を参照して下さい。
今週は、相場を動かす可能性のある重要指標が
目白押しです。

中古住宅販売は、最近話題の、銀行による住宅差押さえが、
手続き上問題があるのではないかとのことで、止まっている
州があります。

需要と供給の関係から、供給が一時的に絞られますから、
テクニカルで、住宅価格上昇要因です。
しかし、この影響は10月分の指標からだと思いますので、
今回は何もないと考えます。

また、差押さえが開始されると、今度は供給が増え、
価格下落要因になります。
どちらにしても、住宅市場には良いことではありません。

ケース・シラー住宅価格指数は、少々古い数字になりますが、
重要なことには変わりありません。
先日、クリア・キャピタル社からレポートがあり、
住宅価格下落は突如大幅になっているとのことです。

私の記事を参考にして下さい。
http://www.yuji-hiramatsu.com/magukiji/k101023.html

消費者心理関連指標も改善するのではないかと思います。
雇用と住宅価格は低迷していますが、株価上昇で、
消費者のマインドは少し明るくなっている可能性があります。

これまでの流れの中で考えると、経済指標が良ければ、
リスク資産が買われ、悪いと量的緩和期待で買われる
米国株相場は継続だと思います。

4月高値トライの週になると思います。
それに変化を与えるとすれば、ドルが強くなって、
商品相場が下落し、株価も調整することです。

日本でも月末にかけて多くの経済指標が発表予定ですが、
いつもの通り、相場に対する影響はないと思います。

******************************************************

4)ナスダックとグーグル

添付の nasgoog101024 を参照して下さい。
ナスダック指数とグーグル株価週足チャートです。

5月に同じ組み合わせで解説しました。
今回で2度目です。

相場が反転上昇し、両者とも大きな三角保ち合いを
上に抜けたように見えます。

とくにグーグルは、いち早くリーマン・ショック後の
高値に並びました。
正念場です。

前回は、グーグルのナスダックに対する先行性を
見ましたが、今回は更に上に行くのかどうか、
見極める時期です。

強気で見ると、ブル逆三尊のネック・ラインを
抜けるかどうかのところです。
逆三尊が完成すると、ターゲットは
950ドル辺りですから、ナスダックも大きく上昇する
ことが考えられます。

******************************************************

5)ドル・インデックスと銅価格

添付の usdindexcopper101024 を参照して下さい。
ドル・インデックスと銅価格週足チャートです。

両者は逆相関していることが一目瞭然です。
ドルが下落している中での、ドル表示の国際商品である
銅価格の上昇です。

しかし、銅は産業需要に素直に反応すると言われ、
相場形成は、為替相場の影響だけではありません。

銅価格は歴史的高値にあり、要警戒です。
しかし、節目である高値を抜けると、更に上昇する
パターンでもあります。

銅に強気の投資家は、高値を抜いたところで、
新規買いに入ると考えられます。
その場合は、3%程度下にストップ・ロスを
置いて相場に臨むだろうと思います。

今のところ、ドル・インデックスはサポート・ラインが
生きています。

現状のようなドル・インデックスと銅価格が乖離している
状態は長続きしません。
そのうち、銅売り=ドル・インデックス買いのペア・トレードの
チャンスが来ると思います。

このチャートからは、ドル・インデックスは少しは
上昇する気配を感じさせてくれます。

******************************************************

6)為替相場

添付の usdeurodaily101024 を参照して下さい。
ドル・ユーロ相場日足チャートです。

ユーロ上昇に疲れが見えます。
ドル反発局面が近いと思います。

対ユーロではドルは上昇するでしょうが、
対円では疑問符がつきます。

人民元の隣国の日本円ですから、人民元高に
連れてしまうことが考えられます。

ざっくり言って、毎月1兆円の貿易黒字は、
80円になっても、今のところ大きな変化はないです。
恐るべし日本の製造業です。

貿易黒字だけを見ると、円安になる材料に欠けます。

******************************************************

7)株式相場

添付の dowdaily101024 を参照して下さい。
ダウ工業株平均日足チャートです。

このところ解説内容が変化しません。
相場が変わっていないからです。

今回は唯一、RSIと日足のダイバージェンスが
目立ってきました。

昨年12月、今年4月と同様です。
チャートの緑色の矢印の部分です。
注意してください。


2010年10月24日 15:15記述


                    ページ・トップへ     ホームへ