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20100629


シカゴ連銀CFNAI


昨日、シカゴ連銀から5CFNAIの発表がありました。
毎月末近くに発表される、CFNAI(シフナイと発音します)
について解説してみます。

この指数は、Chicago Fed National Activity Indexの頭文字で、
CFNAIと呼ばれています。
日本語訳すれば、「シカゴ連銀全米活動指数」でしょうか。

5月分は+0.21%、また、3ヶ月移動平均値は+0.28%でした
この指数は、シカゴ連銀が85種類に及ぶ全米の月次経済指標を
加重平均して算出しています。

指数には工夫が凝らされていて、指数が「0」で、
過去の経済成長トレンドと等しい経済成長スピードを、
示すように調整されています。

つまり、プラスの数値で、米国経済は、
過去の成長トレンドよりも早いスピードで拡大していることを示し、
マイナスの場合は、過去のトレンドを下回る
経済成長になっていることを示します。

85種類の経済指標は、大きく4分類されています。
生産と所得、雇用と労働時間、個人消費と住宅建設、
販売受注及び在庫の、4種類になっています。

シカゴ連銀からは、過去の成長トレンドについての、
詳細な説明はありませんが、
FRBの考える米国の潜在成長率と考えて良いのではないかと思います。

現状では、米国のGDPの潜在成長率は実質+2.5%程度と
考えられます。

5月は+0.21%でしたので、過去の成長トレンドを、
わずかに上回っていることになります。

しかし、月次で見ると、3月が+0.38%、4月が+0.25%でしたので、
少しずつ、プラス幅が縮小しています。

3ヶ月移動平均の+0.28%は、そこそこ良い数値ですが、
この数値が、リセッション後に+0.20%を越すようになると、
経済の回復過程が、成熟段階に入っていると考えられます。

米国では、毎月沢山の経済指標が発表されますが、
CFNAIを見ると、米国全体の経済活動の方向性が、
一目で把握できる利便性があります。



20100629日 15:50記述


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