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2010年07月06日


米国週間鉄道貨物輸送レポート


7月1日に6月26日までの1週間の鉄道貨物輸送レポートが、
AAR(米国鉄道協会)から発表されました。

要約すると、鉄道貨物輸送は堅調に推移しています。

欧州の財政信用危機から発生した、5月からの株価下落で、
市場センチメントは大きくネガティブに傾いています。

しかし、実体経済の荷動きを示す鉄道貨物輸送の現状は、
まだ、暗い影が覆ってはいません。

輸送量の比較は、6月26日の週(年初から第25週)で、
2009年比+11.4%と好調に増加を示しています。
2008年比では、-13.2%です。

昨年の大不況の真只中との比較で、伸びているのは
当然と言えば当然ですが…。

また、隣国のカナダとメキシコの鉄道貨物輸送も、
米国同様に堅調さを維持しています。

貨物の内容を見ると、面白いことが分かります。

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/100706.html

前年比で大きく伸びているものは、金属と金属製品です。
また、自動車と自動車部品も伸びています。

ここまでの中国景気の拡大が影響していると思います。
中国の人件費上昇と旺盛な消費が、米国の相対的な
競争力アップに繋がっているように感じます。

6月の終わりまでの段階では、
上記のような貨物の荷動きは好調のようです。

穀物の荷動きが前年比で良くないのは、
原油価格やガソリン価格の影響だと思います。

エネルギー価格が相対的に下落しているため、
エタノール精製に伴う穀物需要が、
減少しているのが理由だろうと思います。

最近の中国のバブル警戒と引締め、人件費上昇、
自動車販売の鈍化等々、中国経済の驚異的な成長に、
わずかに鈍化傾向が見られます。

バルチック海運指数の下落も、中国の鉄鉱石輸入に、
減速感が出ているからといわれています。

バルチック海運指数のチャートは、

http://www.yuji-hiramatsu.com/chartroom/bdi.html

を参照して下さい。

現在、好調な貨物が今後も継続するのか、
週間鉄道貨物輸送レポートをフォローすることで、
米国経済のある側面が見られるものと思います。


2010年07月06日 09:00記述


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