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2010年07月10日


米国ホテル客室稼動状況


6月27日〜7月3日の米国ホテル客室稼動状況が、
スミス・トラベル・リサーチ社から発表されました。

資料は

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/100710.html

独立記念日の休暇と、夏休み時期と重なり、
とても良い数字でした。

最近は、住宅関係の経済指標を筆頭に、生産面の
経済指標も陰りを見せ始めた米国経済ですが、
ホテル業界は、昨年よりは好調のようです。

全米の客室稼働率は、前年比10%アップの63.4%でした。
料金は、1.3%上昇で96.65ドルになりました。

全米の多くの都市で、稼働率が向上しており、
料金もまた、昨年比で上昇しています。

今週のレポートは面白い傾向があります。

料金の最大の上昇地域は、ニューヨークで、
前年比17.6%上昇の209.38ドルでした。
逆に、マイアミ地区は料金が、前年比で3.5%下落しており、
118.12ドルになっています。

稼働率改善地域は、ミネアポリス・ミネソタ・アトランタ・
デトロイト等の工業や農業の中心地で、逆に稼働率が
低下した地域は、マイアミ・フロリダ等の観光地でした。

仮説を一つ:

ホテル稼動状況が好転しているのは、
米国人がお金を使って休暇を楽しんでいるのではなく、
稼ぐために、一生懸命仕事をしているため、
都市部の稼働率向上に繋がっています。

観光地は、閑古鳥で、料金も下落気味です。
個人の貯蓄率が上昇していることも証左です。

住宅バブルの崩壊で大きく傷ついた米国民は、
雇用がしっかりと確保されるまでは、節約を継続、
本格的な消費は後回しになります。

モノを作って売らなければ、収益が出ません。
休みを削って、仕事です、出張です。
そのため、ホテルの稼働率は上昇しています。

国内で売れなければ、海外に輸出するしか
方法は残されていません。

ドルは強くない方が都合が良いのです。
欧州のように財政削減して、景気にマイナスになるのは
都合が悪いのです。


2010年07月10日 15:00記述


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