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2010年07月20日


ムーディーズ商業不動産価格指数


昨日の米国市場では、住宅市場指数が昨年4月以来の
低水準になったことで、一時マイナス圏まで売られました。

この住宅市場指数が、相場で材料視されることは、
今まではあまりありませんでした

拙著の第7章でも説明していますので、
是非参考にして下さい。

住宅市場が、大きく落込んでいることが、
相場全体に暗雲を投げかけていることは事実です。

しかし、昨日発表されたものに、
ムーディーズ商業不動産価格指数があります。

結果は、前月比+3.6%と、5月は4月よりも、
価格上昇を示しています。

住宅と商業不動産の指数が、逆の結果です。

住宅の指数は7月分で、商業不動産は5月分で、
比較の時間軸が違います。

商業不動産の指数についての問題点は、
個人の住宅市場と比較して、取引件数が非常に少なく、
少ないながらも取引された価格が、
全体の指数を構成してしまうことです。

とくに、2007年にかけて高騰した物件の売却が、
進んでいないらしく、それらの物件が実際に売却され、
価格が形成されると、グラフで見られるように、

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/100720.html

底打ちしていない可能性があります。

因みに、5月の指数は前月比+3.6%でしたが、
前年比では-6.3%です。
ピーク時の2007年比では-38.9%となっています、

日本の不動産バブルでも経験していますが、
バブルの処理は時間と費用がかかります。

米国も、表面化していない評価損が
バランス・シートに潜んでいると思います。

株価は正直です。
昨年春から大きく戻しましたが、企業決算の好調が、
継続しているにもかかわらず、株式相場は低迷しています。

ダブル・ディップと結論付けるのは早計ですが、
本当は何か見えないものがあるのでしょう。


2010年07月20日 10:00記述


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