平松雄二の 株と為替に勝つ!
ホーム>まぐまぐ!過去のメルマガ>2010年08月07日
過去のメルマガ
2009年
2010年
チャートの小部屋
用語集
欧州信用危機小年表
まぐまぐ!過去のメルマガ
まぐまぐ!チャート

2010年08月07日


米国雇用統計に思う


昨日は、月に一度の雇用統計のお祭りでした。
予想より悪化した内容に、相場は反応しました。

ダウは一時150ドル以上下落しました。
為替は1ドル85円を切りそうになりました。

その後、下値では買い物が入り、ずいぶん下げ幅を
縮めて引けました。

米国金利が下落したので、ローンの借り替えによって、
高い住宅ローン金利から、低い住宅ローン金利へ、
有利に切り替えることができる状況です。

しかし、住宅価格が下落しているため、ローン金額が
大きくなり、借り換えが困難な人も多く存在します。

政府が、そのような人に借り換えが上手く行くように
サポートすることを決めたようです。

このことがきっかけとなり、相場は戻したようです。

しかし、米国の経済指標の精度は酷いものです。

6月分の非農業部門雇用者数は、-12.5万人と
発表されていましたが、実際には昨日修正され、
-22.1万人でした。

当初の人数と倍も違うのです。
いかに国土が広いとは言え、でたらめです。
この重要な経済指標で相場が動くのです。

最近は、10年に一度の国勢調査のために、
政府は臨時雇いを増やしていました。

その調査も終了が近く、臨時雇いの人たちを、
解雇しています。

そのために、雇用者数に大きな振れがでることは、
ある程度仕方がないとしても酷いです。

6月民間部門の雇用者数は、当初+8.3万人と
発表されていましたが、改定され+3.1万人でした。
これも倍以上違います

7月の初めから、米国株式相場は反転上昇を
開始していますが、このような民間部門の雇用増が、
相場上昇のきっかけの一つになっていました。

「後だしジャンケン」のように、数字をころころと
変えるのが米国流です。

自分たちに都合が悪くなると、ルールを変更するのが
米国流です。

そのような米国が株や為替相場の大きな流れを
決めてしまうのは、残念ですが、仕方ないことです。

もし、昨日修正された数字が、7月の雇用統計
発表時に出ていたら…。
7月の相場反転上昇はなかったかも知れません。

米国は金融資本主義の国です。
株価が上昇すれば、ハッピーなのです。
今後、さらに資金をジャブジャブに出して、
再度バブルを発生させようとしています。

バブル崩壊はバブル発生でしか癒せないのです。


本メルマガはファンダメンタルズの情報提供をしています。
詳細な情報提供は、有料メルマガにて行っております。


2010年08月07日 15:00記述


                    ページ・トップへ     ホームへ