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2010年08月16日


7月米国住宅差押さえ件数


リアルティー・トラックと言う会社が、毎月10日前後に、
前月の住宅差押さえ件数の実績を発表しています。

同社は1996年設立の比較的新しい会社で、
オンラインで、差押さえ物件の売買の市場を提供している
大変ユニークな会社です。

同社は、全米2200地域のデータを収集して、
90%以上の個人住宅市場をカバーしていると言われます。

7月の住宅差押さえ件数は、32万件余りで、
前月比では約4%増加し前年比では約10%低下しました。
差押さえ件数は、17ヶ月連続で30万件を越えています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/chartroom/realtytrac.html

を参照して下さい。

新規の債務不履行は6ヶ月連続して減少しているものの、
銀行の債権回収が増加してオフ・セットされています。

また、件数が多い州は、ネバダ・アリゾナ・フロリダの各州でした。

この32万件余りの差押さえ件数は、とても大きな数字です。
1ヶ月間に新たに発生した差押さえ件数ですから、
このペースが今後1年間続くとすると、年間ベースでは、
32万件×12ヶ月=384万件 になります。

今週発表予定の住宅着工件数の予想値は、56.5万戸です。
56.5万戸は季節調整後年率換算の数字です。
1ヵ月間の着工件数を乱暴に計算すると、
56.5万戸÷12ヶ月=4.7万戸 となります。

32万件÷4.7万戸=6.8倍
つまり、1ヶ月間で比較すると、差押さえ件数は
着工件数の約7倍も大きな数字なのです。

住宅需要サイドは、中古住宅販売や新築住宅販売で、
個人の需要の大きさを推し量れます。

供給サイドは、住宅着工件数や差押さえ件数で、
住宅市場への供給量の大きさを見ることができます。

米国の住宅市場の厳しい局面はまだ継続しています。
税制の後押しがなくなりましたので、さらに困難な
状況に遭遇する可能性があります。

人気が落ちている、オバマ政権が選挙目当てに、
何か、財政面で手を打ってくることもあり得ますが…。


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2010年08月16日 10:00記述


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