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2010年08月23日


ECRI週間景気先行指数


先週金曜日に、最新のデータが発表されました。

8月13日の指数のレベルは、120.77でした。
成長率は-10.03%で、前週は-10.18%でしたので、
僅かに改善を示しました

指数の120と言うレベルは、昨年7月下旬と同じところです。
当時のダウ工業株平均は、9000ドル辺りでした。

ECRI指数と比較すると、株価は上昇しています。

ECRIとは、Economic Cycle Research Instituteのことで、
米国の民間の独立系経済調査会社です。

日本語では、「景気サイクル研究所」とでも呼べば良いのでしょうか。

同社の創設者のジェフリー・ムーア氏は、グリーンスパン前FRB議長の
経済学の恩師として知られています。

また、同社の設立目的は、米国の好不況サイクルを公式に認定する
全米経済研究所に先んじることだとされています。

同社が毎週発表している「週間景気先行指数」は、とても確度が高く、
実体経済や株価に先行していることで知られています。

過去の例では、同指数が-10%を越えて下落をすると、
米国経済は不況(マイナス成長)に陥っています。

この事実を捉えて、米国経済のダブル・ディップ(二番底)を
唱える市場関係者は数多くいます。

筆者もその意見に賛成ですが…。

全米経済研究所は、2007年12月のリセッション入りを
公式に認定していますが、それ以降、景気回復を
現時点までは公式に認定していません。

つまり、公式には米国経済はまだリセッション中なのです。
景気が回復していないのですから、理論的には
二番底はありません。
一番底中なのです!

そういう意味で、米国にはダブル・ディップはないのです。

FRB(連邦準備制度理事会)の理事や、米国政府関係者が、
「二番底はない」と発言しているのと符合します。

チャンチャラおかしいですが、事実です。

チャートは

http://www.yuji-hiramatsu.com/chartroom/ecriwli.html

を参照して下さい。

過去の例が、将来を全て規定するわけではありませんが、
同指数の低迷はとても気になります。

米国は雇用も改善せずに、景気は改善していません。
ジャブジャブの流動性(資金流通)だけで、
株価を持上げるのは、無理があります。

しかし、米国にはバブルが必要なのです。
米国内だけではなく、中国のバブルでも良いのです。
とにかくバブルが発生しないと治癒しない病気です。


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2010年08月23日 10:00記述


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