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2010年09月08日


コンファレンス・ボード雇用トレンド指数


昨日、コンファレンス・ボードから、雇用トレンド指数の
発表がありました。

コンファレンス・ボードは、毎月、景気先行指数や
消費者信頼感指数等を発表している非営利団体です。

雇用トレンド指数は、英語で省略してETIと呼ばれています。
毎月の雇用統計発表後に出てきます。

ETIは全部で8つの労働市場関連の指標を、
独自に修正を加えて算出しています。

それぞれの項目は、

1)コンファレンス・ボード発表の消費者信頼感指数の就業困難比率、
2)労働省発表の新規失業保険請求件数、
3)全米自営業者連盟発表の求人がない企業の比率、
4)労働統計局発表の人材派遣業界の採用人数、
5)労働統計局発表の経済的理由によるパート・タイム労働者数、
6)労働統計局発表の求人数、
7)FRB発表の鉱工業生産指数、
8)経済統計局発表の製造業と貿易統計です。

ETIは1996年を100として指数化され、
非農業部門雇用者数(NFP)の増減に先行します。

NFPの増減との比較では、ETIは山の方が谷よりも、
より早く先行する傾向があります。

1973年以降の5〜6回ある景気変動では、
山で約8ヶ月、谷で約2ヶ月早く先行性を示しています。

これらの数値は平均値ですが、このように平均することに
大きな意味はありません。

景気の山谷はその都度理由や根拠が違います。
平均値はミスリードする場合もあります。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/100908.html

を参照して下さい。

8月の指数は、96.7で、7月の97.4から下落し、
上記8項目中7項目がマイナスを記録して、
昨年3月以来の出来事でした。

秋以降も雇用の厳しさが続くとしています。

ETIの先行性が今回も示されるとすると、
昨年春以降は景気回復局面ですから、
7月が指数の山だと仮定すると、
年末辺りにNFPの山がやってくることになります。

これはちょっと変だと思います。

米国では2007年12月に始まった景気後退の
終了を公式には発表していません。

そうすると、回復局面ですが、まだ景気の谷を
形成中であるとも言えます。

今回の不況の深刻さが分かります。

相場を支えているものは、流動性です。
それがないと酷いことになっています。


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2010年09月08日 10:15記述


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