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2010年09月27日


米国経済の基本的動向


米国運輸省から、月次レポートが発表されました。
7月の交通量トレンドです。

この調査は、全米約4000ヶ所で、毎月同じ場所で
継続的に1時間当たりの交通量を計測して、
その後調整を加えて発表するものです。

車社会の米国の基礎的な動向を知る上で、
非常に重要な指標の一つだと思います。

車両の交通量は、ガソリン価格の動向や、
景気に左右されることは勿論ですが、
人口が緩やかに増加している米国では、
そのグラフは、基本的に右肩上がりの形状になります。

何故ならば、経済動向とは関係のなく、
人々は移動する必要性が生じ、
それも鉄道網が整備されていないところでは、
車を使用せざるを得ない場合が多いからです。

人口減少の日本とは違い、人口増の国の交通量は
自然に暫増するものだと思います。

7月は、前年同月比で+0.8%と増加しましたが、
6月の増加幅よりは少し落ちました。
年初来の累計では、+0.2%と微増です。

グラフ

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/100927.html

を見て分かるように、今回の景気後退で大きく落ち込み、
昨年春に下げ止まりましたが、それ以降の反発力は、
それ程強くない模様です。

7月はドライブ・シーズンですから交通量は増加します。
当然、レジャーや仕事の移動手段で車を使います。

地域別で見ると、北部中央が+1.6%と好調で、
自動車産業が健闘している感じです。
北東部が+0.7%、西部が+0.4%、南部大西洋は+0.5%、
南部メキシコ湾は+0.8%と、北部中央ほどの
伸びを示していません。

米国運輸省が統計を取り始めてからの、
前回ピークを抜けない最長記録は、
オイル・ショック後の1979年からの連続40ヶ月です。

グラフからも分かる通り、このまま交通量が大きく増加しないと、
来年の初めには、最長記録を塗り替えることになります。

今回の不況が長く深いことがこのことからも分かります。

しかし、米国株価はFRB(連邦準備制度理事会)の
追加金融緩和の示唆を受けて、過剰流動性相場が
出現中です。

リスク資産上昇が必要な状況だとFRBが
判断しているものだと思います。

本メルマガはファンダメンタルズの情報提供をしています。
詳細な情報提供は、有料メルマガにて行っております。


2010年09月27日 10:30記述


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