平松雄二の 株と為替に勝つ!
ホーム>まぐまぐ!過去のメルマガ>2010年09月30日
過去のメルマガ
2009年
2010年
チャートの小部屋
用語集
欧州信用危機小年表
まぐまぐ!過去のメルマガ
まぐまぐ!チャート

2010年09月30日


機関投資家の心理状態


米国の大手銀行である、ステート・ストリート(信託)銀行から
9月機関投資家信頼感指数が発表されました。

全体指数は、9月の88.0へ8月の92.1から低下しました。
機関投資家はリスクを取っていないことになります。

ステート・ストリート(信託)銀行は、世界中の機関投資家から、
運用資産を預かり、現金や有価証券の出し入れ等を、
安全に且つ忠実に行っています。

運用会社は顧客から資金を預かり運用しますが、
ステート・ストリート(信託)銀行は、その運用会社の
金庫の役目をしているのです。

つまり、ステート・ストリート(信託)銀行は、
世界中の機関投資家の日々の投資動向が、
把握できる立場にあるわけです。

機関投資家は、運用資金量も巨大で、
相場を動かす力があります。

しかし、常に機関投資家の判断や投資行動が、
正しいとは限りません。
機関投資家も人の子、相場を間違えます!

その上、いろいろなタイプの投資家が存在します。
例えば、長期の運用を心がける年金資金の運用や、
ヘッジ・ファンド等、種々雑多です。

概して言えることは、機関投資家は相場に
追随することが多いです。

読者の方も聞いたことがあると思いますが、
「お化粧買い」や「ウィンドウ・ドレッシング」と言う
言葉があります。

相場が大きく上昇した場合、機関投資家の手持ちの
ポートフォリオは相場に追いつかないことが多いです。
そのような場合、月末や期末にポートフォリオでの
投資額を増やして、繕うのです。

9月の米国株式相場は歴史的荒れることが多く、
1年で一番パフーマンスが悪い月です。
ところが、今年の9月は過去70年でベストです。

恐らく、リスクを取らなかった機関投資家が、
相場上昇に、しぶしぶついて行って、株を買ったため、
9月の相場上昇幅が大きくなったのではと思います。

チャートを

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/100930.html

参照して下さい。

下段には、インベスターズ。インテリジェンス社が行っている
調査の「強弱レシオ」を載せています。

確かに、9月は強気転換していますが、
それほど高い比率ではありません。

このことから2つのことが言えます。

1:相場上昇に追いつくための機関投資家の
「お化粧買い」が入り相場上昇した可能性。

2:強弱比率はあまり高くないので、相場の天井は
まだまだ高いところにある可能性。

上記2つの可能性は、正反対のことで、
相場は天井に近い可能性と、さらに上昇する
可能性を示しています。

さて、9月も今日が最終日です。
10月相場は高いのか、安いのか…。
為替と欧州に注目です。


本メルマガはファンダメンタルズの情報提供をしています。
詳細な情報提供は、有料メルマガにて行っております。


2010年09月30日 12:00記述


                    ページ・トップへ     ホームへ