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2010年10月12日


鉄道貨物輸送量と消費


AAR(全米鉄道協会)から、9月鉄道貨物輸送実績の
発表がありました。

9月の週間平均貨物輸送量は、昨年9月との比較では
+7.7%と好調で、2008年9月との比較では-7.5%と、
丁度2008年と2009年の中間地点です。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/101012.html

を参照して下さい。

グラフを見て分かるように、毎年9月はレイバー・デーがあり、
米国の最後の夏期休暇で、鉄道貨物輸送量は減少しますが、
今年は例外的に増加しています。

今年も、レイバー・デーの週の輸送量は減少しましたが、
それ以外の週の輸送量がとても多く、月単位でも8月を
凌駕するほどの好調さを示しました。

単月でも、今年一番です。

好調の理由として考えられるのは、貨物輸送の中でも
インターモダル(複合一貫輸送)方式の輸送量の伸びが
顕著になっていることです。

インターモダル方式は、西海岸の港湾経由の輸入で
使用される例が多く、主として中国等のアジアからの
輸入増加と符合します。

この時期は、年末商戦での売上の機会損失を防止すべく、
小売業は売り場の欠品をなくし、在庫の積み増しを
計画する時期です。

また、製造業の一部は、国内の小売売上に寄与すべく、
生産強化と在庫増加を計画する時期でもあります。

ここから年末までの個人消費は非常に重要です。
現時点で、年末消費用に輸入を増加させ、在庫を
増加させています。

製造業も同様な動きに出ている企業もあります。

製造業では雇用を増やしてはいません。
しかし、小売業では年末にかけて臨時雇用を
増やす予定です。

米国のGDPの3分の2を占める個人消費です。
また、クリスマス商戦で、年間の3割を売上げる
もっとも重要な時期です。

米国経済の方向を決めそうです。
経済指標は、追加金融緩和をしなくてはいけないほど
米国経済は疲弊していません。

もし、疲弊しているとすれば、経済指標の正確性に
問題があるか、発表する米国政府が数字を故意に
調整をしているかのどちらかです。

実際に、鉄道貨物輸送量は健闘しています。
それでも。量的緩和をすることは既成事実です。


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2010年10月12日 09:30記述


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