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2010年10月15日


9月米国住宅差押え件数


このメルマガで、取上げるのは3回目になりました。

リアルティー・トラック社が、毎月10日過ぎに、
前月の住宅差押え件数の実績を発表しています。

同社は1996年設立の比較的新しい会社で、
オンラインで、差押え物件の売買の市場を提供している
大変ユニークな会社です。

同社は、全米2200地域のデータを収集して、
90%以上の個人住宅市場をカバーしていると言われます。

9月の住宅差押え件数は、34万件余りで、
前月比では約3%増加し、前年比でも約1%増加しました。
差押え件数は、19ヶ月連続で30万件を越えています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/101015.html

を参照して下さい。

今回のレポートで目立つことは、銀行の債権回収件数が、
単月で初めて10万件を越したことです。

この2〜3週間、米国のメディアを賑わしている、
銀行が住宅差押えを不正に行なっているのではないか
と言う問題が急浮上しています。

既に、アメリカ銀行やJPモルガン銀行は住宅差押えを
中断して内部調査をしているとのことです。

不正は主に書類の不備のようですが、約4割の差押えに
法律書類の不備があると指摘されているようです。

もし、この問題が早期に解決されると、現状遅延している
銀行の回収手続きが急増してしまう可能性があります。

また、反対にこの書類不備の問題が早期に解決せずに、
他の銀行にまで波及するようなことがあると、住宅市場に
ネガティブな影響を与えてしまう可能性があります。

差押え物件と差押え前段階物件の売買が、中古住宅販売の
3割以上を占めているため、在庫払底と将来の在庫急増と言う
混乱が生じることが考えられます。

何れにしても米国住宅市場は、いばらの道です。
経済指標の中には、それほど落込みを示していないものも
ありますが、住宅市場は、価格や販売とも霧が晴れません。

FRBの強烈な量的緩和があるのでしょうか。


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2010年10月15日 12:00記述


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