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2010年10月29日


米国住宅市場動向


今週は米国住宅市場動向を知る数字が多く発表されています。

9月中古住宅販売件数は、季節調整後年率453万戸でした。
前月より改善していますが、過去最低レベルに張り付いています。

コアロジック住宅価格指数は既にレポートしましたが、
8月S&Pケース・シラー住宅価格指数も出ています。
前月比-0.3%、前年比+1.7%と上昇幅が縮小しました。
年末に向けて前月比マイナスが継続しそうで、
前年比もマイナスに突入しそうです。

8月FHFA(連邦住宅金融局)住宅価格指数は、
前月比+0.4%前年比-2.4%と発表されました。
こちらも、住宅価格の頭打ちが鮮明です。

9月新築住宅販売は、事前予想より改善し、季節調整後
年率30.7万戸でした。
住宅バブル時期との比較することは無謀ですが、
これも過去最低レベルに張り付いたままです。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/101029.html

を参照して下さい。

MBA(全米抵当貸付銀行協会)が発表した、週次の指数は、
購入指数と借換指数とも前週比+3%程度と改善しています。

以上、総合して、住宅市場をマクロ的に俯瞰すると、
春の税控除制度が終了して、大きく落込んだ住宅市場は、
下げ止まったようですが、まだ絶対値が低いままです。

このレベルから浮上するためには、雇用が改善すること、
株価等の資産価格が上昇することが必要です。

株価については、FRB(連邦準備制度理事会)の追加金融緩和で、
上昇する可能性があります。

しかし、住宅価格はFRBの量的緩和でインフレ期待が米国民に
浸透しないと、上昇へ転換しないようです。

つまり、じゃぶじゃぶの資金供給で、インフレ心理に火が付いて、
米国長期金利が結果として上昇する状況で、住宅価格は
底を打つのではないでしょうか。

バブルの後遺症はあまり気にせず、新興国も含めた
資産バブルに向けて、米国は大きく動いている最中です。

バブルに乗るのか、バブルの崩壊後を警戒して
相場を見るかは、投資家次第です。


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2010年10月29日 11:20記述


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