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2010年12月04日


小売業の雇用その2


昨日発表された、米国11月雇用統計では、
非農業部門雇用者数は、事前予想を大きく下回る
+3.9万人でした。

前月発表分は+17.2万人と+15.1万人から上方修正され、
米国の労働市場はまだら模様です。

失業率は前月の9.6%から上昇し9.8%になりました。

この失業率の上昇は、労働市場に雇用を求めて
失業者が参入してきたことだと理解できます。

景気が回復過程で、失業率が上昇することは
よくある現象です。

最近の新規失業保険請求件数の推移からは、
労働市場は少し明るさを取戻しつつあると
見ていましたが、雇用者数は少し失望です。

しかし、来月の発表で今回の結果が上昇修正
されることも考えられます。

ADP(オート・データ・プロセシング社)雇用報告で、
民間部門の雇用はもう少し増加すると考えられて
いましたが、久し振りに雇用統計とADP雇用報告の
高い連動性が薄れた結果となりました。

米国は新興国の経済やドル安に支えられて、
産業景気は良く、製造業の経済指標は好調です。

しかし、季節調整後の製造業の雇用は4ヶ月連続で
減少しています。

財政赤字で苦しむ連邦政府や州政府や地方政府での
雇用は今後とも減少するでしょうから、民間部門で
雇用を創造する必要があります。

好調な製造業でもあまり雇用を増やさないので、
小売業等のサービス産業での雇用が必要です。

グラフを参照して下さい。

http://www.yuji-hiramatsu.com/maguchart/101204.html

クリスマス・セール時期の小売業の雇用者数の
グラフです。

10月11月と雇用を増やしているのが分かります。
しかし、昨日の雇用統計では、小売業の雇用は
-2.8万人と、労働省労働統計局では発表しています。

これは、季節調整のなせる技です。
グロスの数字は増加しています。

しかし、過去の景気の良い局面との比較では、
まだ、人員増には慎重です。

ブラック・フライデー以降の米国個人消費は
とても好調だとメディアが伝えています。

12月の小売業の雇用は増加するか見ものです。
過去の傾向では11月がピークです。


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2010年12月04日 12:30記述


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