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2010年12月07日


投資家心理動向


米国大手銀行のステート・ストリート(信託)銀行から
11月機関投資家信頼感指数が発表されました。

全体指数は、10月の88.2から11月の97.5へ
9.3ポイント上昇しました。

ステート・ストリート(信託)銀行は、世界中の
機関投資家から、運用資産を預かり、
現金や有価証券の出し入れ等を、
安全に且つ忠実に行っています。

運用会社は顧客から資金を預かり運用しますが、
ステート・ストリート(信託)銀行は、その運用会社の
金庫の役目をしているのです。

つまり、ステート・ストリート(信託)銀行は、
世界中の機関投資家の日々の投資動向が、
把握できる立場にあるわけです。

11月の機関投資家動向は、アジア市場に慎重で、
先進国で投資意欲が旺盛でした。

驚きは、財政赤字で揺れる欧州での信頼感が
大きくジャンプしたことです。

通貨ユーロは売られましたが、リスク資産である
株は買われました。

北米も同様、株価上昇です。
量的緩和と軌を一にしてリスク資産は上昇、
機関投資家の買いで上げたのでしょう。

また、プロの投資アドバイザーの心理状況の調査で、
インベスターズ・インテリジェンスと言う会社があります。

同社は50年近い歴史を持つ投資情報サービス会社で、
米国の投資アドバイザーが定期的に発行している、
140余りのニュース・レター(投資情報誌)の内容を
吟味し、著者/編者が強気なのか弱気なのか、
その比率を示しています。

強気弱気比率(ブル・ベア・レシオ)が2.00を超える場合は、
「過度の強気」で、短期的に相場の天井を示唆すると
言われています。

逆に、同レシオが0.60を下回る場合は、「過度の弱気」で、
短期的に相場の底を示唆します。

つまり、上記2つの指標は「逆張り指標」です。

11月30日時点の調査では、ブルが55.4%、
ベアが21.8%で、ブル・ベア・レシオは、
55.4 ÷ 21.8 = 2.54となり、上記の「過度の強気」に
なっています。

米国個人投資家協会(American Association of
Individual Investors)が毎週行っている調査で、
強気心理調査も出ています。

12月1日現在の比率は、ブルが49.66%、
中立が24.14%、ベアが26.21%となっています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2010maguchart/101207.html

を参照して下さい。

個人投資家の強気レベルやブル・ベア・レシオから
見て、株価は要警戒水準です。

しかし、お金をじゃぶじゃぶに垂れ流して、FRB
(連邦準備制度理事会)の思惑通りになっています。
株価や商品価格が上昇して、デフレ志向からインフレ心理は
少し温まってきています。


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2010年12月07日 10:40記述


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