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2011年02月09日


ウェルズ・ファーゴ/ギャラップ中小企業調査


米国西海岸を拠点とする大手銀行のウェルズ・
ファーゴ銀行と世論調査等で有名なギャラップ社が、
共同で調査したものです。

調査方法は、11月4日から10日にかけて、全米604の
中小企業オーナーに、電話調査をした結果です。

具体的な個別中小企業の抽出方法は、企業情報会社の
ダン・アンド・ブラッドストリート社のデータベースから、
年間収入ベースで、2000万ドル(約16億円)以下の
中小企業を無作為抽出したものです。

既に、この中小企業指数については昨年12月25日に
レポートしていますが、今回は質問内容と回答が
入手できましたので、再度解説します。

チャートは、

http://www.yuji-hiramatsu.com/2011maguchart/110209.html

を参照して下さい。

今回の調査で注意したい点は、調査時点ではブッシュ減税の
延長が決まっていなかったことです。

ブッシュ減税延長の恩恵は中小企業オーナーが大きく
受けると考えられますので、その後のクリスマス消費が
大きく伸びたことを考え合わせると、合点がいきます。

米国の雇用の半分以上を担っている中小企業の中で、
将来(向こう12ヶ月程度)雇用の理由が興味深いです。

まず、雇用者数についての質問では、企業は必要数だけ
採用していることが分かります。
また、採用人員を絞っている様子も分かります。

次に、どうして少なくしか雇用しないのかと言う質問には、
基本的に余裕が無いからと言う回答が多いです。
また、能力ある人材が見つからないと言う理由も多いです。

最後に、雇用する動機は何かと言う質問には、
辞職した従業員の穴埋めと言う回答が多く、中小企業
オーナーは、昨年11月初めの時点ではそれほど積極的に
雇用を増やそうとはしていませんでした。

しかし、その後クリスマス商戦は盛上り、株価はリーマン・
ショックを過去形にしましたので、現在の中小企業オーナーは
少し強気になっているのではないかと思います。

但し、必要以上の雇用を抱えるほどの経済状況でないので、
ぎりぎりの人員で売上を伸ばし、利益を上げようとしています。

その結果、企業の体質は筋肉質になり、少しの売上げ増で
利益が出やすい体質になり、株価はそれを反映すると言う
好循環に米国は入りつつありそうです。

過剰流動性が支えているのです。


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2011年02月09日 09:00記述


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