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2011年03月12日


今回の配信は昨日に引続き、私の会員限定版の
配信分の一部分を配信します。

そのため、前後の文脈が多少不自然なところが
あると思いますが、その辺はご理解下さい。


FRB(連邦準備制度理事会)の金融政策変更(その2)


3)量的緩和が終了する時期

FRBは段階を踏んで、量的緩和を終了すると思います。
今回のQE2は今年6月末で終了予定ですが、QE1の
ときと同様、徐々に購入額を減らし、時期を少し後ずれ
させて購入予定額を達成しようとするだろうと考えます。

そうだとすると、4月のFOMCで総額の購入予定は変えず、
毎月の購入額を減少させ、恐らく8月まで延長させる政策を
決定するのではないでしょうか。

しかし、この決定がなされるであろう4月を政策変更と
考えてはならないと思います。
その上、QE2が終了すると予想される8月を政策変更と
考えてはならないと思います。

なぜなら、FRBは姑息な手段を使って、量的緩和を
継続する可能性があるからです。

それは、償還されるMBSや国債の存在があります。
償還額は、そのままMBSや国債を購入しても量的緩和の
枠を逸脱したとは言えないと強弁するはずです。

前回のQE1でも同じことをしているのです。

FRBがMBSや国債の再購入を完全に停止するには、
QE2が公式に終了して、さらに2〜3ヶ月先のことに
なるのではないでしょうか。

つまり、上記8月末QE2終了シナリオが当れば、そこから
2〜3ヶ月先の恐らく今年10月末辺りに量的緩和が完全に
終了するのではないかと考えられます。


4)さらなる金融政策変への手順

次に、FOMC声明文で使われている言葉を変更します。

現在使用中の「for an extended period」は異例の長期間と
翻訳されていますが、この言葉を声明文から削除して、
別の言葉を使うだろうと思います。

以前のFOMC声明文で長い間使用された言葉に、
「considerable period」がありました。

この言葉は、ITバブル崩壊と米国同時多発テロにより、
景気後退に陥ったときに、前グリーンスパンFRB議長時代に
用いられた言葉です。

この言葉が声明文から削除され、実際にフェデラル・ファンド
金利が上昇するまでの期間は約6ヶ月ありました。

現時点で考えられることは、今年10月末でQE2が完全に
終了して、その後さらに2〜3ヶ月でFOMC声明文から
「for an extended period」が削除され、フェデラル・ファンド
金利上昇の足慣らしが完了するだろうと思います。

その後、フェデラル・ファンド誘導目標金利が、「ゼロ金利」から
引上げられますのでが、一番早いタイミングでも、2012年の
第1四半期か第2四半期だろうと思います。


5)円高ドル安のタイミング

プラザ合意以降のドル円相場の癖を考えると、米国の金融政策
が引締めに変更されてから、円高ドル安が示現しますので、
非伝統的金融政策下では、QE2の終了時期である今年10月
から起算して、数ヶ月程度の間になるのではないでしょうか。

ただし、上記シナリオは1)〜4)の前提が合っていて、その上、
過去25年間のドル円相場の傾向が今後も働くと言うことが
条件であることに注意して下さい。


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2011年03月12日 09:00記述

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