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2011年03月21日


実質観光支出


米商務省経済分析局から面白い統計が四半期に
一度発表されています。
実質観光支出と言う統計です。

2010年第4四半期の実質観光支出は、前期比
+2.5%で、第3四半期の前期比+8.6%から大きく
減少してしまいました。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2011maguchart/110321.html

を参照して下さい。

伸び率は鈍化しましたが、暦年で見ると、ようやく対前年比
マイナスではなくなり、+3.4%と3年ぶりに増加です。

米国の住宅バブル崩壊は、サブ・プライムローンを
組み込んだ金融商品等を世界中にばら撒いたため、
米国以外の国々まで敗戦処理が大変です。

とくに欧州は悲惨ですが、欧州各国はその隠蔽体質で
事実を発表せずに、どうにかやり過ごしています。

その結果、米国の重要産業の一つである観光業も
ダメージを受けているのが分かります。

米国株式相場は、量的緩和を受けて大きく上昇し、
あわよくば、史上最高値を更新するような勢いでしたが、
実質観光支出は、ピークに遠く及びません。

第4四半期の鈍化は、エネルギー価格の上昇が
大きな要因となっています。

航空運賃が燃料サーチャージの値上がりで上昇し、
需要を冷やしたようです。

また、旅行者が全体支出を抑えようとすると、航空運賃の
上昇分が他の分野、例えば宿泊費用の減少に直結します。
添付グラフの下段がそうです。

北アフリカや中東の民主化の流れで、2011年第1四半期の
原油価格も上昇しています。

米国個人消費のみならず、観光客の財布の紐まで固く
ならないのか、注意が必要です。

グラフには載せていませんが、ホテル宿泊代金を
節約すると、結果的にホテル産業の収益が圧迫され、
雇用に響きます。

事実、第4四半期のホテル業界の雇用は減少傾向です。


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2011年03月21日 09:00記述

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