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2011年03月30日


米国商業不動産市場の先行指標


米建築家協会から、2月建築請求指数の発表が
ありました。

この指数は、ディフュージョン指数で、協会傘下の
協会員が発行する請求書の金額の増減を指数化
したもので、「50」が景況感の境目となり、50を上回ると
事業拡大を示し、50を下回ると事業環境が悪化している
ことを示します。

また、毎月発表されている建設支出や商業不動産
市場の先行指標として考えられています。

調査対象は個人住宅でなく、商工業施設建設・ホテル・
事務所・学校・病院等の建設です。

2月の指数は、50.6と11月の50.0から僅かに
改善しましたが、昨年暮の勢いが少し弱くなって
いるように感じます。

この指数は、大まかに言って、建設支出や商業不動産
投資に9ヶ月から12ヶ月先行すると言われています。

昨年暮の指数の伸びが継続すると、今年後半の商業
不動産市場はかなり改善を示すと予想していましたが、
少々雲行きが怪しくなり始めました。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2011maguchart/110330.html

を参照して下さい。

個人の住宅建設は当分増加することはありませんが、
持ち家を諦めて、賃貸住宅に入居する人口が増加して
いる模様です。

そのため、賃貸アパートの建築が増加し、この指数を
押上げる要因となります。

また、全米に点在するショッピング・モールも、一部は
景気悪化で、シャッターが閉まっているところが
多かったのですが、昨年暮にブッシュ減税の2年間
延長したことと量的緩和第二弾で、個人消費が大きく
盛上りました。

その結果、空室率の悪化に歯止めが掛かりそうです。
また、製造業を中心に景況感が良くなり、中小企業の
雇用が増加する見通しを持つ経営者が増加しています。
オフィス需要も減退の一途ではなくなりました。

時間が掛かりましたが、商業不動産もようやく底が
見え始めたのでしょうか。

今後のこの指数の動向は目が離せません。


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2011年03月30日 09:00記述


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