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2011年04月29日


トラック貨物輸送指数


ATA(米トラック協会)から、3月トラック貨物輸送指数が
発表されました。

季節調整後の指数は3月に115.4となり、2月分の
修正値は113.5となりました。

結果として3月は前月より、1.7%の増加です。

2月には悪天候が主原因で大きく下落しましたので、
少し心配されましたが、3月は持ち直し、四半期
ベースでも前期比+3.8%と、GDP(国内総生産)と
比較しても少し速いペースです。

この指数は、2000年を「100」とした指数です。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2011maguchart/110429.html

を参照して下さい。

原油高に伴う、ガソリン高とディーゼル油高が、
継続していますが、現在までのところ、トラック輸送に
大きなマイナスの影響が出ていないことは驚きです。

輸送コストが上昇していることは事実です。
短期間でトラックの燃費性能が向上していません。
多少の輸送効率の向上はあるかも知れません。

そうすると、輸送コストの転嫁が行われずにいるため、
輸送量全体が経済成長と同じように伸びていることが
考えられます。

コスト転嫁がないと言うことは、次の事柄が言えます。

1)トラック運転手の収入が増加していない。
2)運送会社の収益が圧迫されている。
3)輸送コストが運送会社から卸や小売段階へ
転嫁されているが、最終消費者の段階へ転嫁が
進んでいないので、消費が落ちていない。

上記のどのケースでも、今後コストの転嫁を
しなければ、収益が低下することになります。

収益低下を嫌って小売段階で最終消費者へ
コスト転嫁をすれば、消費が減少するか、
消費者物価が少し上昇することになります。

バーナンキFRB議長が説明する最終消費財への
インフレ波及はないと言うことに対して、少し反証が
出てくる可能性があります。

原油価格の上昇は増税と同じ効果ですから、
現在の原油相場が今後も継続するのであれば、
景気の減速は避けられないと思います。


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2011年04月29日 15:15記述


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