平松雄二の 株と為替に勝つ!
ホーム>まぐまぐ!過去のメルマガ>2011年04月30日
過去のメルマガ
2009年
2010年
チャートの小部屋
用語集
欧州信用危機小年表
まぐまぐ!過去のメルマガ
まぐまぐ!チャート

2011年04月30日


住宅投資


先日発表された2011年第1四半期GDP統計から
住宅投資の比率を計算すると、ついに第二次世界大戦後の
最低記録を更新したようです。

GDPに占める住宅投資は、たった2.2%しかありません。

そんなに小さな比率の項目は重要ではないと考える人も
いますが、伝統的に住宅産業は裾野が広く、経済に対する
波及効果が大きいと考えられています。

新築でも中古でも新たに住宅を購入した人は、転居に際し
家具を新調したり、カーテンやカーペットを新しくしたり、
冷蔵庫や洗濯機等の電化製品を新しくしたりします。

通常の景気サイクルでは、景気回復の初期段階で
住宅産業は他の産業よりも早いテイク・オフを見ます。

雇用増加や賃金上昇等で、住宅投資に対して強気に
なり、他の産業よりも早い段階で需要増が出てくると
考えられています

しかし、今回の住宅バブル崩壊後の景気回復局面では
住宅投資は冷え込んだままです。

過去の経済理論は使えない状態になっています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2011maguchart/110430.html

を参照して下さい。

需要を先食いしたために、例え景気が回復しても
住宅産業は依然として不況のままだと言える。

2005年前後の山が、現在は住宅ローン債務不履行に
よる差押えと担保物件の売却と言う形で、市場に
供給として出てくるので、住宅価格が下落し、消費者は
住宅を購入しようとはしないのです。

この惨状を見れば、FRBの金融緩和姿勢は十分
うなづける側面はあります。


本メルマガはファンダメンタルズの情報提供をしています。
詳細な情報提供は、有料メルマガにて行っております。


2011年04月30日 09:00記述


                    ページ・トップへ     ホームへ