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2011年05月23日


米国商業不動産市場の先行指標


米建築家協会から、4月建築請求指数の発表が
ありました。

この指数は、ディフュージョン指数で、協会傘下の
協会員が発行する請求書の金額の増減を指数化
したもので、「50」が景況感の境目となり、50を上回ると
事業拡大を示し、50を下回ると事業環境が悪化している
ことを示します。

また、毎月発表されている建設支出や商業不動産
市場の先行指標として考えられています。

調査対象は個人住宅でなく、商工業施設建設・ホテル・
事務所・学校・病院等の建設です。

4月の指数は、47.6と3月の50.5から比較的
大幅な下落を示し、「50」を下回ったため商業不動産の
将来事業環境が後退する可能性を意味します。

この指数は、大まかに言って、建設支出や商業不動産
投資に9ヶ月から12ヶ月先行すると言われています。

昨年暮には指数が伸びていましたが、今年後半の商業
不動産市場は少々雲行きが怪しくなり始めました。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2011maguchart/110523.html

を参照して下さい。

マクロ環境面での商業不動産は、持ち家を諦めて、
賃貸住宅に入居する人口が増加している模様です。

そのため、賃貸アパートの建築が増加し、この指数を
押上げる要因となります。

また、昨年暮にブッシュ減税の2年間延長した
ことと量的緩和第二弾で、個人消費が大きく
盛り上がりました。

しかし、雇用がさらに改善しないと、さらに個人消費が
盛り上がりませんが、ショッピング・モールの空室率の
悪化には歯止めが掛かりそうです。

また、製造業を中心に景況感が良くなり、中小企業の
雇用が増加する見通しを持つ経営者が増加しています。
オフィス需要も減退の一途ではなくなりました。

時間が掛かりましたが、商業不動産もようやく底が
見え始めたのでしょうか。

但し、今月の製造業の指標は悪化していて、
薄日が差していた商業不動産も再度警戒が
必要になりそうです。

今後のこの指数の動向は目が離せません。


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2011年05月23日 09:00記述


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