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2012年05月31日


米国雇用統計発表を前に


米国で発表されるあらゆる経済指標の中で、最も
重要で最も影響力があるものは、雇用統計です。

今週は5月の雇用統計が発表されます。

雇用統計の中でも、非農業部門雇用者数が最も
注目を集め、米国経済の現状を表すとされています。

非農業部門と言っても、民間企業や中央と地方
政府の雇用が含まれています。

また、民間企業でも、製造業や建設業やサービス
業等細かく数字が出てきます。

労働時間や賃金の指標も合わせて発表され、
非常に読み解くのに時間が必要とされますが、
相場は非農業部門雇用者数の数字に瞬時に
反応してしまいます。

また、同時に失業率も発表されますが、詳細は
省きますが、この失業率の調査方法は他の雇用
統計とは異なっていて率の上下も相場には大きな
影響があります。

しかし、定義では、失業とは職を探している人で、
職がない人を言いますので、就業を諦めた人が多く
発生すると、失業率は分母と分子の関係で低下する
ことがあり、実体を正確には表さないとも言われて
います。

さて、今週の事前予想数値は現時点で、前月比
15万人増加すると考えられています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2012maguchart/120531.html

を参照して下さい。

グラフ上段に非農業部門雇用者数を棒グラフで、
下段にダウ工業株平均を折れ線グラフで載せています。

経済の教科書では雇用は遅行指標だとされます。
また、株価は経済の先を読み、実体経済に3ヶ月
から半年くらい先を示すものだともされています。

遅行指標が最大の影響力を持つ指標で、相場にも
大きな影響力を示します。

グラフを見ても直ぐに分かると思います。

遅行指標を車に例えると、バックミラーに映った
過去の姿(直前に通過した風景)です。

経済の先行性とは、フロントグラス越しに遠くに
見えるこれから先の風景です。

過去が将来に大きな影響を与えるとはまさしくこの
ことで、遅行指標が株価に金融政策に大きな影響を
与えてしまいます。

雇用は個人消費に先行性があるとされます。
そのため、雇用の増減は近い将来の個人所得と
個人消費に影響を与えるため、遅行指標である
雇用が経済に先行性があることになります。

とくに米国はGDPの構成で個人消費が全体の
7割前後を占める最大の項目で、ここを上手く
処理できれば、米国経済は安泰です。

増して米国は借金してまでも、ものを買う国民性です。
欧州危機の主役であるギリシャと大差がないのです。

ギリシャがユーロを形成する小国なので、色々と
言われていますが、米国は経済軍事とも大国で、
ドルは国際商取引決済の通貨です。

消費体質は米国もギリシャも同じですが、立場が
違うので、米国は安泰なのです。


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2012年05月31日 18:45記述


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