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2012年06月30日


4月交通量トレンド調査


この指標を採り上げるのは昨年の秋以来です。

米運輸省連邦高速道路局から、2012年4月分の
交通量調査のデータが発表されました。

この指標は、米国経済の基礎的な動向を知るために
是非とも頭に入れて置きたい指標ですが、残念ながら
注目度は低いです。

4月は前年比-0.7%と減少、12ヶ月移動平均
比較では-0.4%と落込んでいますが、前月比でマイナス
を記録するのは久し振りで、今年初めてです。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2012maguchart/120630.html

を参照して下さい。

今回のグラフは、原データのグラフではなく、労働省の
人口統計を使って、人口調整後の交通量をグラフに
しています。

丁度、GDP統計でインフレ率で調整した実質GDPと
同じようなものと考えて下さい。

人口調整すると、生データよりももっと米国の交通量が
相対的に落込んでいるかが分かります。

また、人口ではなく、自動車で移動する人数が統計的に
把握できれば、その方がさらに精緻な調整が可能ですが、
さすがに、そのような統計はありません。

この統計は、全米約4,000ヶ所の継続観測地点で、
毎月各州で1時間交通量を計測しているものをベースに、
前年同月比の増減をパーセントで表示しています。

数値は12ヶ月移動平均値で、高速道路パフォーマンス・
モニター・システムにより調整されて交通量トレンドとして
発表されているものです。

季節性がある統計で、夏季の交通量が最も多くなります。
通常は7月が年間のピークで、秋以降は減少します。

自動車社会の米国で、交通量そのものや、移動距離等が
減少することの深刻さは大変なことだと考えます。

原油価格=ガソリン価格にも大きな影響を受けますが、
どのような理由や条件でも自動車で移動せざるを得ない
人々は沢山いますから、経済活動の底辺を知る上で
非常に大切です。

原データでも人口調整後のデータでも、米国の根っこの
部分は非常に厳しいようです。

金融政策でバブルを演出するしかないようです。


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2012年06月30日 18:00記述


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