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2012年08月18日


ビルドファクス住宅改築指数


ビルドファクス社から6月の住宅改築指数の発表が
ありました。

ビルドファクス社は、テキサス州オースティンと
ノース・キャロライナ州アッシュビルに本拠地を置く
ビルダラディアス社の一部門で、全米の建築許可の
データーベースを集積する唯一の会社です。

全米4,000以上の都市や郡の建築局から情報収集し、
現在では60億データ・ポイントを有し、全米の商業及び
住宅情報の約60%をカバーしていると言われています。

過去の同指数の計算方法は、全米各地の建築局から
集められた住宅建築許可件数に基づき2004年4月を
「100」として季節調整せずに、3ヶ月移動平均値で
指数化されていました。

しかし、現在では上記のように指数化しておらず、
より改築件数に近い形で季節調整され年率換算された
数値が発表されています。

また、指数には全米と地域の指数があります。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2012maguchart/120818.html

を参照して下さい。

グラフを見て分かるように、他の住宅関連指標と同様、
景気循環と正比例しています。

しかし、住宅着工や販売件数との比較では、過去の
高いレベルと同じようなところまで回復しています。

今回は特異な景気回復局面なので、FRBが金融緩和を
しても住宅関連指標は回復していません。

金利が回復要因になっていないのです。
住宅が不況の原因だったからで、バブルの崩壊の
影響だと言えます。

住宅も需要と供給で価格が決まり販売件数が決まります。

需要は、購入者と購入希望価格、住宅ローン利用
可能性等で決まりますが、賃貸住宅の需要は、戸建て等の
需要減を意味します。

供給は、新築件数、在庫、差押えによる競売、住宅ローン
返済遅延状況等で決まります。

今回の住宅バブル崩壊後の流れは、大きな在庫と、差押え
件数増加、住宅価格下落でも需要が出てこなかったです。

当然、金利は最低レベルにまで低下していますが、ニーズが
なかなか出てきませんでした。

持ち家を諦めた人々が賃貸住宅へ移動し、二世帯同居も
増加し、結果として増改築が増えました。

経済的な要因だけではない、米国民の生活スタイルや
考え方に少し変化が生じているようです。

この指数はまだ伸びていますが、そろそろ頭打ちになる
可能性を感じます。

改築から新築や中古物件の購入へきちんと移行するのか、
まだ確実だとは言えないと思います。


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2012年08月18日 12:00記述


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